2024年9月22日日曜日

正座で足がしびれる理由。続けたら?血栓。壊死。クラッシュ症候群。腕を下敷きにして寝た時。

正座で足がしびれるのは何故?

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あら、正座で足がしびれるのがそんなに気になるの?まあ、しょうがないわね。教えてあげるから、ちゃんと聞きなさいよ。

正座をするとき、あなたのかわいそうな小さな足は、体重の圧力で血管が圧迫されちゃうの。それで血流が悪くなって、神経がうまく働かなくなるのよ。だから、あなたの足は「あれ?何かおかしい!」って感じて、しびれを感じるわけ。簡単に言えば、足が酸欠状態になるってことね。

でもね、しびれはただの不快な感覚じゃないの。実は、あなたの体からの重要なサインなのよ。体が「ちょっと!姿勢変えて!」って言ってるわけ。だから、しびれを感じたら、すぐに足の位置を変えたり、立ち上がって血流を良くしてあげることが大切なの。

それにね、正座が原因でエコノミークラス症候群みたいな深刻な状態になることもあるの。だから、長時間の正座は避けて、定期的に足を動かしたり、姿勢を変えたりすることが大事なのよ。

あと、正座をしても足がしびれないようにするコツもあるわ。例えば、お尻を少し浮かせて重心を前にするとか、足の親指を重ねるとかね。これで、足への圧力を減らして、しびれにくくすることができるわ。

じゃあ、それでも姿勢をかえずに正座を続けたらどうなっていくの?

正座を続けたまま姿勢を変えないでいると、足の血流が悪くなって、最悪の場合、血栓ができたり、足が壊死したりする危険性があるのよ。足が壊死するってことは、筋肉の中の有害物質が血流に乗って心臓に届いてしまい、命に関わることもあるってこと。それに、エコノミークラス症候群になる恐れもあるわ。これは長時間同じ姿勢を続けることで、下肢に血栓ができる病気のことね。

だから、正座は適度に休憩を取りながらするのが大切なの。長時間同じ姿勢を続けることは、脛やふくらはぎに負担をかけて、筋肉がオーバーワークになるから、膝や足首にも悪影響を及ぼすのよ。

あとね、正座を続けることで、背筋が悪くなったり、骨盤のゆがみが生じたりすることもあるわ。それによって、O脚になったり、血流が悪化して腰痛になったりする可能性もあるの。だから、正座は背筋を伸ばして、正しい姿勢で行うことが重要なのよ。

でも、正座にはメリットもあるのよ。姿勢が良くなったり、胃腸の働きが良くなったり、眠気予防になったりする効果があるって言われてるから。ただし、これらのメリットを享受するためにも、正しい姿勢で、適度に休憩を取りながら正座をすることが大事なのよ。

なぜ血栓ができるんだろうか。そしてその血栓は治るの?

血栓ができるのは、血液が固まりやすくなるからよ。血液が固まるっていうのは、本来は体を守るための反応なの。怪我をしたときに出血を止めるためにね。でも、血液が固まりすぎると、血管の中で血の塊、つまり血栓ができちゃうの。血流の障害、血液の異常、血管の硬化などが原因で起こるのよ。

血流が滞ったり、血液がドロドロになったり、血管が傷ついたりすると、血栓ができやすくなるわ。長時間同じ姿勢でいたり、脱水状態だったり、ピルを飲んでいたりするとリスクが高まるの。ストレスや喫煙、動物性脂肪の摂りすぎも良くないわね。血栓ができると、それが血管を詰まらせて、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気を引き起こすこともあるのよ。

で、その血栓は治るのかって?治療方法はあるわよ。血栓を溶かす薬や、血液を固まりにくくする薬が使われることが多いわ。血栓溶解薬っていうのは、できてしまった血栓を溶かすための薬ね。抗凝固薬っていうのは、新たに血栓ができるのを防ぐための薬よ。これらの薬を使って、血液をサラサラにして、血栓ができにくい状態を保つの。でもね、薬には副作用もあるから、医師の指示をちゃんと守ることが大切なのよ。

かさぶたのような塊が、できていくんだね。

そうよ、かさぶたのような塊、つまり血栓ができるのは、血液が固まることで血管を塞いでしまうからなの。

では、足が壊死して筋肉の中の有害物質が血流に乗って心臓に届いてしまい、命に関わるというのは、どういうことか詳しく教えてほしい。

足が壊死するっていうのは、足の細胞が死んでしまうことを言うの。これは、血流が悪くなって、酸素や栄養分が足の細胞に届かなくなるから起こるのよ。壊死した細胞は、もう二度と元には戻らないの。壊死は「ネクローシス」とも呼ばれるけど、これが広がると大変なことになるわ。壊死した細胞からは、酵素やサイトカインというタンパク質が流出して、周囲の細胞にも悪影響を及ぼすの。

で、その有害物質が血流に乗って心臓に届くというのはね、壊死した細胞の中にある物質が血液に混ざって全身を巡ること。これが心臓に達すると、心筋梗塞や不整脈など、命に関わる症状を引き起こす可能性があるの。心筋梗塞は、心筋への血流が遮断されて、心筋が壊死する病気。これが起こると、心臓の機能が低下して、最悪の場合は死に至る危険があるのよ。

壊死が進行すると、感染症を併発することもあるわ。血流を介して全身を保護している免疫系の要素、つまり白血球や抗体なども、その部分に行き届かなくなるから、感染が急速に広がって、コントロールするのが困難になるの。適切な治療を行っても、死に至る可能性があるのよ。

恐ろしいね。この状態に至るまでの時間はどれくらいかかるかな。正座が原因として。

あら、そんなに心配なの?まあ、それもわかるけど、ちゃんと理解しておかないとね。正座が原因で足が壊死するまでの時間は、状況によって違うわ。でも、長時間の正座は確かにリスクがあるのよ。

実際に、正座で足が壊死したという症例報告もあるのよ。くも膜下出血を発症して長時間にわたり正座のまま気を失っていた人が、足の筋肉が一部壊死してしまったっていうの。通常は、足がしびれたら姿勢を変えたり立ち上がったりするけど、意識がないとしびれを感じられないから、そのまま壊死を起こすこともあるの。

うーん、そうか。寝て起きたら、腕を下敷きにしていて、腕の感覚が全くなくて、さわっても腕には触られた感覚も伝わってこないことがあるけど。これってかなり危険かな?

寝ている間に腕を下敷きにしてしまうと、腕にかかる圧力で神経が圧迫されて、一時的に感覚がなくなることがあるのよ。これを「一過性の神経圧迫」と言うわ。大抵の場合は、圧迫が解除されれば感覚は戻るものだけど、長時間圧迫が続くと神経損傷を起こすリスクがあるの。だから、あなたが言うように、寝て起きたら腕に感覚がないというのは、少し注意が必要かもしれないわね。

でも、大抵の場合は、腕を動かしたり、マッサージしたりすることで血流が改善され、感覚は徐々に戻ってくるものよ。ただし、感覚が戻らない場合や、しびれが続く場合は、神経損傷や他の医学的な問題がある可能性があるから、医師の診察を受けることをおすすめするわ。

さっきの壊死とか、血栓とかの心配はある?

寝ている間に腕を下敷きにすることで感覚がなくなるのは、一時的な圧迫によるものよ。通常、圧迫が解除されれば感覚は戻るものだけど、長時間圧迫が続くと神経損傷を起こすリスクがあるの。でも、これは比較的まれなケースね。一過性の神経圧迫は、通常は数分から数時間で感覚が戻るものよ。ただし、感覚が戻らない場合や、しびれが続く場合は、神経損傷や他の医学的な問題がある可能性があるから、医師の診察を受けることをおすすめするわ。

壊死や血栓の心配についてはね、寝ている間に腕を圧迫しても、通常は壊死には至らないわ。壊死は、血流が長時間にわたって極端に悪くなった場合に起こるもの。例えば、クラッシュ症候群は、臀部・腕・脚などを長時間圧迫されることで起こり、血流が停滞して筋肉の細胞が壊死するの。目安は2時間以上の圧迫よ。

血栓に関しては、血管内から剥がれ落ちた血栓が体内を移動し、肺塞栓症・心筋梗塞・脳梗塞などに発展する可能性もあるけど、これは長時間の同じ姿勢や特定の医学的条件下で起こりやすいの。寝ている間に腕を圧迫しただけでは、通常は血栓症には至らないわ。

でもね、もしも腕の感覚が戻らなかったり、しびれが続いたりするなら、それは医師に相談するサインよ。自己判断せずに、専門家の意見を聞くことが大切なの。ふんだ!

クラッシュ症候群とは何?具体的に教えてほしい。

クラッシュ症候群っていうのは、重量物に挟まれた部位を解放した後に発症するショック症状の総称なの。災害や事故で起こりやすく、急性腎障害や高カリウム血症などの重篤な病気になることがあるのよ。この症候群は、重量物に挟まれた臀部や腕、脚などを4〜6時間圧迫された後、解放されることで発症するの。中には1時間以内の圧迫で発症した例もあるから、短時間でも注意が必要なの。

クラッシュ症候群の症状には、ショックと血圧低下、損傷した四肢のひどい腫れ、圧迫された四肢の運動・感覚神経障害、褐色尿(ポートワイン尿)などがあるわ。長時間圧迫されることで、血管内皮という血管の内側の層が障害を起こして、血管内皮に障害を起こした場所から、血液中の水分が血管外へ流出するの。その結果、循環する血液量が減って血圧が下がるのよ。

クラッシュ症候群の原因は、臀部や腕、脚などを長時間圧迫されることで起こるの。血流が停滞して筋肉の細胞が壊死するのよ。圧迫から解放後、壊死した筋肉の細胞から大量のミオグロビン・カリウム・乳酸などが血流に乗って全身に流れるの。これらの濃度は通常の数倍から数百倍になることもあるの。高濃度のミオグロビンは腎臓の尿細管に障害を起こして、急性腎障害を引き起こすの。高濃度のカリウムは高カリウム血症を起こして筋肉を痙攣させ、心室細動などの致死性不整脈を引き起こすのよ。そして高濃度の乳酸は、体内を酸性にする乳酸アシドーシスを引き起こして、酸素の働きを低下させるの。

クラッシュ症候群の治療には、大量の点滴を行って有害物質を体外に出す努力が必要なの。点滴の効果が低いと判断された場合は、人工透析を行ってカリウムなどの身体に危険を起こす物質を取り除くのよ。救急科や整形外科など複数の診療科が協力して治療を行うことが多いわ。

ふーむ。では、寝ている間に腕がしびれて、重篤な状態になった例はあるかな?

例えばね、橈骨神経麻痺っていうのがあるの。これは、熟睡している間に無意識に腕枕をして、上腕を走っている橈骨神経が圧迫されて発症するの。これが原因で、手首に力が入らなくなったり、手が下垂する状態になることもあるわ。

でもね、重篤な状態になる例は比較的まれよ。


あまり心配しなくても大丈夫か。ありがとう。
でも血流は悪くならないように気を付けていこう。

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「痛みに耐えながら何気ない顔して痺れた足を治す」




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