2024年9月16日月曜日

畳の仕組み。い草の湿度調整と消臭効果。寿命。張り替え、メンテナンス費用。

 畳ってどんな仕組みなのかな。

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畳っていうのはね、日本の伝統的な床材で、い草を織り込んで作られた「畳表」と、その下にある芯材の「畳床」、それから畳の端を飾る「縁(へり)」で構成されているの。畳表の原材料には国産い草や中国産い草、化学製品で作られた畳表などがあって、い草の種類によっても畳の質感や色合いが変わるんだよ。

畳床はね、昔は稲わらで作られていたけど、今はいろんな素材が使われていて、部屋の環境に合わせて選べるの。畳床は畳表を支える大事な役割をしていて、良い畳床だと畳表をしっかり固定できるから、畳が美しい状態を長く保てるの。畳の縁は、昔は色や柄で座れる人が決まっていたんだって。今は自由に選べるから、お部屋の雰囲気に合わせてカスタマイズできるのがいいよね。

でもね、畳の一番の魅力って、自然の恵みがいっぱい詰まっているところだよ。い草には空気をきれいにする効果があって、ホルムアルデヒドやNO2を吸収する力があるんだって。それに、畳は歩くと足裏を刺激して、脳や体に良い影響をもたらすんだよ。だから、畳の部屋って心が落ち着くし、集中力も上がるんだって。素敵だよね!

まあ、そんな感じで畳っていうのはただの床材じゃなくて、日本の文化や技術が詰まった素晴らしいものなの。ちょっと興味わいたでしょ?でもね、これ以上は自分で調べてみて。私からのプレゼントはここまでだから。え?感謝の言葉は?ま、いいわ。今回は特別に許してあげるから、次からはちゃんと言ってね!

い草について詳しく教えてほしい。

い草っていうのは、日本の伝統的な素材で、畳やござの原料になってるの。湿地や浅い水中で育つ単子葉植物で、緑色や黄緑色の細長い葉を持ってるんだよ。日本では特に九州地方で栽培されていて、夏に収穫されるの。い草の茎は、長さが1メートルほどにもなるんだって。それでね、刈り取った後は乾燥させて、畳表や花ござに使われるの。

でも、い草のすごいところは、その機能性にあるのよ。い草には、湿度を調整する効果があって、部屋の空気を快適に保ってくれるの。それに、空気中の有害物質を吸着して消臭する力もあるんだから、まるで自然のエアフィルターみたい。い草の中にはスポンジみたいな組織があって、これが空気を循環させる役割をしてるの。だから、い草のある部屋はいつも空気がきれいで、湿度もちょうどいいんだよ。

さらにね、い草の香りにはリラックス効果があって、森林浴と同じような感じがするんだって。フィトンチッドっていう成分が含まれていて、これがストレスを減らしてくれるの。だから、畳の部屋に入るとなんだかホッとするでしょ?それもい草のおかげなのよ。

い草は、環境にも優しい素材で、化学肥料や農薬をほとんど使わずに育てられるから、サステナブルな暮らしにもピッタリ。二酸化炭素を吸収して酸素を放出するから、地球温暖化の防止にも貢献してるんだよ。廃棄するときも自然に分解されるから、環境にやさしいんだ。

ありがとう。い草は何故湿度を調整したり有害物質を吸着して消臭することができるんだろうか?

い草の茎の内部には「灯心(とうしん)」っていうスポンジみたいな組織があって、これが大量の空気を蓄えることができるの。この灯心部分は中空のネットワーク構造で、広い表面積を持っているから、湿度が高い時は水分を吸収し、乾燥している時は水分を放出することで、部屋の湿度を調節するの。

さらにね、い草の表面には目に見えない小さな穴が無数にあって、これが空気を外部から吸収したり、放出したりする役割をしているの。だから、い草はまるで呼吸をしているみたいに、部屋の空気を循環させて快適な空間を作り出すのよ。

そして、い草は空気中の有害物質を吸着する能力も持っているの。例えば、ガスコンロや石油ストーブから発生する二酸化窒素を98%減少させたり、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを78%減少させることができるの。これはい草内部のスポンジが有害物質を吸着して、空気をきれいにしてくれるからなの。

消臭効果についても、い草は暮らしの中で発生する汗臭や加齢臭、ペット臭、タバコ臭などの嫌な臭いを原因物質から減少させることができるの。これもい草の持つ自然の力のおかげなのよ。

い草内部のスポンジが有害物質を吸着したあと、そのあとその有害物質はどうなるの?

い草の内部にあるスポンジ構造は、空気中の有害物質を吸着するのにとっても優れているのよ。このスポンジ構造は、い草の茎の中心部にある灯心(とうしん)と呼ばれる部分で、多孔性の海綿組織から成っているの。この海綿組織が有害物質をキャッチして、空気をきれいにするわけ。

でもね、吸着した後の有害物質がどうなるかっていうと、い草はそれを分解や無害化する能力は持っていないの。だから、い草が吸着した有害物質は、そのままい草の中に留まるの。ただし、い草は定期的に交換するものだから、その交換のタイミングで、吸着した有害物質も一緒に処分されることになるわけ。だから、い草の畳やマットは、定期的に新しいものに取り替えることで、常に清潔で安全な状態を保つことができるのよ。

それにね、い草は自然素材だから、廃棄しても自然に分解されるの。だから、環境に優しい素材としても注目されているのよ。い草の畳やマットを使い終わった後は、自然に還ることができるから、エコでサステナブルな生活にも貢献しているってわけ。

そうなんだね。い草を交換する周期はどれくらいなのかな。

畳の交換周期は、使い方や環境によって変わるけど、一般的には畳表は5年から10年程度で交換するのが普通だってさ。畳床はもっと持つから、10年から20年は大丈夫って言われてるわ。でもね、畳の縁は畳表と同じくらいで、5年から10年で交換することが多いのよ。

畳はね、日光に当たりすぎたり、湿気や乾燥が極端だったりすると、色が褪せたり、傷んだりするから、そういうサインが見えたら交換を考えた方がいいわ。あと、畳の表面が擦り切れてきたり、い草のクズが出たりするのも、交換時期のサインね。臭いや湿気のサインがあったら、それも交換のタイミングかもしれないわ。

まぁ、畳の交換って、ただ新しいものにするだけじゃなくて、部屋の雰囲気を変えたり、空気をきれいにしたりする効果もあるから、定期的にやるのはいいことよ。でもね、畳の交換はちょっとお金がかかるから、予算と相談しながら決めてね。

そっかー。古いい草をそのままにしていたら、どういうことになるかな。

古いい草をそのままにしておくと、いくつかの問題が起こる可能性があるわ。まず、い草は湿度を調整する能力があるけど、それが逆に仇になることもあるのよ。い草が過剰に湿気を吸収しすぎると、カビが生えやすくなるの。カビは見た目にも悪いし、健康にも良くないわ。特にアレルギーを持っている人にとっては、カビは大敵よ。

それからね、ダニの問題もあるの。い草は自然素材だから、ダニが発生しやすい環境を提供しちゃうの。ダニはアレルギー反応の原因になったり、アトピー性皮膚炎を悪化させたりするから、定期的な掃除や交換が必要なのよ。

さらに、古いい草は色が褪せたり、い草特有の香りが失われたりするわ。い草の香りにはリラックス効果があるから、それがなくなると、い草の大きな魅力の一つを失ってしまうことになるわね。それに、い草の弾力性が失われると、床に敷いてある畳やマットが硬くなって、快適さが減少するのよ。

なるほどね。では、畳床について詳しく教えてほしい。

畳床っていうのはね、畳の一番下にある部分で、畳の芯って言われてるの。畳表や畳縁と一緒に畳を構成している大事なパーツなのよ。畳床は見えないけど、畳の弾力性や断熱性、保湿性、吸音効果などを左右するから、とっても重要なの。

昔はね、畳床には稲わらが使われていたの。でも今は、いろんな素材が使われているわ。例えば、インシュレーションボードやポリスチレンフォームなんかがね。これらは軽くて断熱性に優れているから、現代の畳にはピッタリなのよ。

畳床の種類にはいくつかあって、それぞれに特徴があるの。わら床は昔ながらの素材で、踏んだ感触が良くて、天然の断熱効果があるの。でも、カビやダニが発生しやすいから、メンテナンスが大変なのよ。わらサンド床は、わら床にポリスチレンフォームを挟んだもので、軽くて断熱性があるけど、通気性が低いのが難点ね。

Ⅰ型建材床は、チップ木片を圧縮して固めたインシュレーションボードを使っていて、わら床に似た感触があるの。ダニの発生率が低くて、耐久性もあるから、今の畳床の主流になってるのよ。Ⅱ型建材床は、インシュレーションボードの上にポリスチレンフォームを使っていて、安価で断熱性に優れているけど、張り替えには向かないの。Ⅲ型建材床は、ポリスチレンフォームを上下でインシュレーションボードが挟む構造で、虫が発生しにくくて衛生的なのよ。

畳床の寿命はね、10~20年って言われているけど、メンテナンス次第で40~50年使い続けることもできるの。畳がへこんで沈むようなら、畳床の寿命が来ているってことだから、張り替えを考えた方がいいわね。

ふーむ。畳って畳表を張り替える時はどうやっているの?

張り替える時はね、まず古い畳表を取り外して、新しい畳表を畳床に合わせて張るの。これが結構大変で、正確な寸法を測って、ピッタリ合うようにしないといけないのよ。畳表を畳床にしっかりと固定して、畳縁を縫い付けるんだけど、これがまた細かい作業で、手間がかかるの。

DIYで畳を張り替える方法もあるけど、素人がやるには難易度が高いわ。だから、普通は畳屋さんに頼むことが多いのよ。畳屋さんなら、きれいに仕上げてくれるし、長持ちするからね。

でもね、畳の張り替えって、ただ新しいものにするだけじゃなくて、部屋の雰囲気を変えたり、空気をきれいにしたりする効果もあるから、定期的にやるのはいいことよ。でもね、畳の張り替えはちょっとお金がかかるから、予算と相談しながら決めてね。

結構大変な作業になりそうだね。業者に頼むとして、費用はどれくらいだろうか。具体例をいくつか教えてくれないかな。

畳の張り替え費用について知りたいのね。ふん、そんなに畳にお金をかける気なの?まぁ、いいわ。今回だけ特別に教えてあげるけど、ちゃんと覚えておいてよね!

畳の張り替え費用っていうのは、どんな方法を選ぶか、どんな素材を使うかによって、ピンからキリまであるのよ。ざっくり言うと、裏返し、表替え、新調の3つの方法があるわ。それぞれの費用はこんな感じ。

裏返しはね、一番手軽で安い方法で、1帖あたり3,000円から5,000円程度かかるの。これはね、畳表を裏返して使う方法で、表面が少し傷んだくらいの畳に向いてるのよ。

表替えは、畳表を新しいものに交換する方法で、1帖あたり3,500円から25,000円程度が相場よ。素材や織り方によって価格が変わるから、選ぶ畳表によって費用がぐんと上がることもあるわ。

新調はね、畳を丸ごと新しくする方法で、1帖あたり15,000円からスタートするの。これは一番高い方法だけど、部屋の雰囲気をガラッと変えたい時にいいわね。

例えばね、6畳の部屋を新調するとしたら、1帖あたり2万円の畳で新調すると、12万円かかる計算になるわ。でも、これはあくまで一例で、畳の素材や業者によってもっと高くなったり、安くなったりするから、ちゃんと見積もりを取ることが大事よ。

・・・わかった、ありがとう。最後に縁について詳しく教えてほしい。

畳の縁(へり)について知りたいのね。まぁ、そんなに畳に興味があるなんて、ちょっと意外だけど、教えてあげるわ。

畳の縁っていうのは、畳の周囲を飾る布のことよ。畳の角を補強したり、畳同士の隙間を埋めたりする役割があるの。見た目の美しさだけじゃなくて、実用性も兼ね備えているってわけ。

昔はね、畳縁に家紋を入れる紋縁が使われていて、それでその家の地位や階級を示していたのよ。だから、「畳の縁を踏む」というのは、その家の家紋を踏むことになるから、失礼にあたるって考えられていたの。今はそんなこと気にしなくてもいいけど、昔の人はそういうマナーを大事にしていたのよ。

畳縁の素材には、綿糸の無地やナイロン地のカラフルなものがあるわ。綿100%の無地は高価だけど、部屋を落ち着いた印象にするわ。ナイロン地は変色しにくくて丈夫だけど、熱に弱いのが難点ね。

畳縁の柄もいろいろあって、部屋の雰囲気や季節に合わせて選べるの。春には桜や梅の柄を使って、秋には紅葉や菊の柄を使うといいわね。畳縁は、部屋の印象を大きく変えることができるから、選ぶ時は慎重にね。

最近はね、「縁ナシ畳」っていうのもあるのよ。これは、正方形が主流で、どんな部屋にも合わせやすいの。カラーバリエーションも多いから、自分の好みに合わせて選べるわ。でも、縁ナシ畳は価格が高くなることが多いから、予算に注意してね。

ほら、ちゃんと教えてあげたわよ。感謝の言葉は?...ま、いいわ。今回は特別に教えてあげたんだから、次はちゃんとお礼を言ってね!

ありがとう、ごめん、畳のメンテナンスについても詳しく教えてほしい。

畳のメンテナンスっていうのは、畳を長持ちさせるためにも、とっても大事なのよ。畳はイ草でできていて、湿度を調節する効果があるから、日本の気候にピッタリな床材なの。でもね、ちゃんと手入れしないと、カビやダニが発生したり、色が褪せたりして、せっかくの畳が台無しになっちゃうのよ。

まず、基本的なお手入れはね、畳の目に沿ってやさしく掃除すること。日々のお手入れは乾拭きでOK。ほこりやゴミが気になるときは、ほうきか掃除機を使ってお掃除するの。ロボット掃除機や粘着カーペットクリーナーは、できれば使わない方がいいわ。畳の目に逆らって掃除すると、畳が傷ついたり、隙間に汚れが詰まりやすくなるから注意してね。

湿気にはね、週に1回程度、天気のいい日に換気すること。月に1回程度は、日陰干しで対策を取るといいわ。い草の退色や変色を早めたり、傷みの原因になるから、直射日光はできるだけ避けて。畳は水分に弱いから、水拭きは必要最小限にして、固く絞った雑巾で拭くのがベストよ。

畳の張り替えの目安はね、裏返しや表替えは、使用して2~3年経った畳に行うのが一般的。新調は、畳を新しいものにしてから15年以上経つ場合や、色あせが激しい、重い家具を置いていたため大きなへこみがある場合におすすめよ。最近では、縁のない畳や色のついた畳など、さまざまな種類の畳があるから、新調のタイミングで今までとは違う畳を選んでみるのもいいわね。

敷いている畳を上げる必要はある?

畳を上げるっていうのは、畳を取り外して床下を点検したり、畳自体をメンテナンスするための作業のことよ。畳は湿気を吸収したり放出したりするから、部屋の湿度を調節する役割があるの。でもね、その湿気が多すぎると、畳にカビやダニが発生しやすくなるのよ。

だから、定期的に畳を上げて、天日干しをすることで、たまった湿気を放出できるの。これが、畳を使い続けるための大事なメンテナンスなのよ。でもね、畳を上げるのは結構大変な作業だから、専門の業者に頼むことも多いわ。畳を上げる時は、畳の裏に書かれた方角や場所を確認して、元の位置に戻せるように注意することが大切よ。

畳のメンテナンスはね、畳の寿命を延ばすだけじゃなくて、部屋の空気をきれいに保つためにも重要なの。だから、畳を上げる必要があるかどうかは、部屋の環境や畳の状態を見て判断するのがいいわね。畳が湿っている感じがするとか、なんとなく臭いがするとか、そういうサインがあったら、畳を上げてみるべきよ。


ありがとう。畳の部屋にあこがれはあるけど・・・、ちょっと考えるよ。




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