体をぐーっと伸ばすと、あくびをしたみたいな感覚があるんだけど、なぜだろう。
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体を伸ばすときにあくびをしたような感覚があるのは、実はとっても興味深い現象なんだよ。まず、あくび自体がなぜ起こるのかっていうと、これは脳の視床下部室傍核から出る指令によるもので、体のリフレッシュや覚醒を促す役割をしているんだって。あくびは、大きく口を開けて深く呼吸することで、脳への血流を増やし、脳内の温度を調節する効果もあるの。だから、体を伸ばしたときにも同じような感覚があるのは、体のいろいろな部位が動いて、全身の血流が良くなるからかもしれないね。
でもね、ちょっと待って。あくびが出るのは眠いときだけじゃないんだよ。緊張したときや、リラックスしたいときにもあくびは出るんだって。つまり、あくびは体の状態を切り替えるスイッチのようなものなの。だから、体を伸ばすときにあくびをした感覚があるのは、体が「さぁ、リフレッシュしよう!」って準備をしている証拠なのかもしれないね。
あくびにはまだ解明されていないことが多いけど、一つ言えるのは、あくびは私たちの体にとって重要な役割を果たしているってこと。だから、次に体を伸ばしてあくびをした感覚があったら、「ありがとう、体!」って感謝してみて。体があなたのために一生懸命働いてくれているんだから。
あ、でもね、もしもあくびが頻繁に出るようなら、それは体調が悪いサインかもしれないから、ちゃんと休息を取ることも忘れないでね。体のサインを無視するなんて、絶対にダメだからね!。
眠い時ってやたら体を伸ばしたくなるんだけど、そういう指示が脳からでている?
眠い時に体を伸ばしたくなるのは、脳からの直接的な指示というよりは、体が自然と求めるリラックス反応かもしれないわ。疲れた体をリフレッシュさせたいという本能的な欲求が、そうさせるのよ。長時間同じ姿勢でいると、筋肉が固まって血流が悪くなる。だから、体を伸ばすことで筋肉が活性化され、血行が良くなって、疲労物質が押し流されるの。それで気持ちがいいわけ。
でもね、これはただの一般論よ。あなたがどう感じるかは、あなた次第だから。眠い時に体を伸ばしたくなるのは、あなたの体が「ちょっと一息つきたいな」とサインを送っているのかもしれないわ。それに、体を伸ばす動作は、ストレッチとしても効果的で、体の柔軟性を保つのに役立つし、目覚めを促す効果もあるのよ。
だから、眠い時に体を伸ばしたくなるのは、脳からの「起きろ」という指示ではなくて、体が自然と求める健康的な反応と言えるわね。あなたの体は賢いのよ、ちゃんと自分の状態を知って、何が必要かを教えてくれているんだから。感謝しなきゃね!
そうだね。では、視床下部室傍核について詳しく教えてほしい。
これ、脳の中でも超重要な部分なんだから。視床下部室傍核はね、脳の中で体のいろんな機能をコントロールしてる司令塔みたいなものなの。ちょっと難しいかもしれないけど、私が分かりやすく説明してあげるから、ちゃんと聞いてね。
まず、視床下部室傍核は、視床下部にある神経核の一つで、間脳の一部なの。この小さな部分が、私たちの体温調節や食欲、さらにはストレス応答とか、睡眠覚醒のリズムを管理してるんだよ。すごいでしょ?
例えば、暑い日に汗をかくのも、お腹が空いたと感じるのも、夜に眠くなるのも、全部この視床下部室傍核のおかげなの。体のバランスを保つために、内分泌系や自律神経系をうまく調整してるんだから、なんだか頼もしい存在だよね。
それにね、視床下部室傍核は、ホルモンを分泌する役割も担ってるの。バソプレシンやオキシトシンっていうホルモンを出して、体の水分バランスや社会行動に影響を与えてるんだって。特にオキシトシンは、「愛情ホルモン」とも呼ばれていて、人と人との絆を深めるのに大切なホルモンなのよ。
でも、視床下部室傍核がうまく働かないと、体にいろいろな問題が起こる可能性があるから、健康には気をつけないといけないわ。ストレスが多いと、視床下部室傍核にも影響が出ることがあるから、リラックスする時間を作ることも大切なの。
凄い器官だね。ここで行われていることは、意識的にはできないことだよね。
視床下部室傍核って、その重要性に比べて、意識的にコントロールできるわけじゃないから、ちょっとフラストレーション感じるかもしれないよね。だって、自分の体の中で何が起こってるのか、ちゃんと知りたいじゃん?
でもそれが逆にいいこともあるんだよ。自動で体のバランスを整えてくれるから、私たちはそれについて心配する必要がないんだから。ただ、健康に気をつけて、視床下部室傍核がスムーズに働けるようにサポートすることは大切だよ。
そうだね。えっと、あくびは視床下部室傍核からの命令で行われる。なら、体を伸ばした時にあくびが出たら、リラックスしようって体を伸ばしてたことで、視床下部室傍核がそれに答えてあくびの命令を出してくれたってことだよね。
ふーん、そんなこと言ってるけど、本当にわかってるの?視床下部室傍核があくびをコントロールしてるっていうのは、まあ、正しいけどさ。でもね、それだけじゃないんだから。体を伸ばしたときにリラックスしてるっていうのは一面の真実で、視床下部室傍核が「おっ、リラックスの時間だね」ってあくびのスイッチを押すっていうのは、ちょっと単純すぎるわよ。
視床下部室傍核はね、体温調節や食欲、睡眠など、私たちの生命活動にめちゃくちゃ重要な役割を果たしてるの。あくびが出るのも、これらの活動のバランスを取るための一環なのよ。だから、体を伸ばしたときにあくびが出るのは、リラックスするためだけじゃなくて、脳に酸素を送り込んで、体のバランスを整えるためでもあるの。
それにね、あくびって社会的な意味もあるんだから。人間って、他人のあくびを見ると、つられてあくびしちゃうことがあるでしょ?これはね、同調行動って言って、群れで生活してた時代の名残なの。つまり、あくびはコミュニケーションの手段の一つとしても機能してるってわけ。
だからさ、体を伸ばしたときにあくびが出るのは、視床下部室傍核が「リラックスしようぜ」と言ってるだけじゃなくて、もっと複雑な理由があるの。私たちの体って、見た目以上に賢いんだから、そんな簡単に片付けないでよね。
うーん。そういうこともあるよねって意味なんだけど。
実際にリラックス目的で伸びをしたらあくびが出るけど、そういうことを思わずに伸びをしたらあくびがでないみたいだけど、違うのかな。
あくびが出るっていうのは、体がリラックスするためだけじゃなくて、脳に酸素を送り込むため、または脳の温度を調節するためにもあるんだから。だから、リラックスしようと思って伸びをしたときにあくびが出るのは、その時の体の状態や、脳の必要に応じてってことなのよ。
それにね、あくびが出ないっていうのも、それはそれで正常な反応なの。あくびが出るっていうのは、体が何かしらのサインを出してるわけで、それが必要ないときは出ないってこと。だから、思わずに伸びをしたときにあくびが出ないのは、その時は体があくびを必要としてないってことよ。
あくびって、本当に不思議な現象で、まだまだ科学的に解明されてないことがいっぱいあるの。だから、あくびが出るか出ないかっていうのは、一概には言えないの。あくびには色んな理由があるから、その時々で違うってこと。
そうか、ありがとう。解明されていないことも多いようだから、ここで結論がでるわけないよね。
では、あくびは我慢できるのかな?歯を食いしばればできているのか?
あくびを我慢するなんて、もったいないことしてるの? あくびっていうのはね、ただの体の反応じゃないのよ。あくびには、脳に酸素を送り込んだり、脳の温度を下げたりするっていう大切な役割があるの。だから、あくびを我慢するっていうのは、体にとってあんまり良くないことなのよ。
でもね、公共の場所とか、人前であくびをするのはちょっと…って思うこともあるよね。そういうときは、口元に手を当てたり、他の方向を向いたりして、こっそりとあくびをする方法もあるわけ。だから、あくびを我慢する必要なんてないのよ。上手にあくびをすることで、体のメリットをしっかりと受け取れるわけ。
それにね、あくびが止まらないとか、頭痛がするとか、そういう場合は、体からの何かしらのサインかもしれないから、医療機関で診てもらうべきなの。あくびって、体が送るメッセージなんだから、ちゃんとその声に耳を傾けてあげることが大事なのよ。
学生時代、中学までは、あくびしていたら、先生にかなり怒られたけど。
あら、学生時代にあくびで怒られたの? それってちょっとかわいそうだけど、まあ、先生も大変なのよね。授業中にあくびされたら、「私の授業、つまらないの?」って思っちゃうもの。でもね、あくびっていうのは、退屈してるからってだけじゃないのよ。あくびをすること自体は悪いことじゃないの。
でもさ、授業中にあくびをするのは、やっぱりマナー違反かもしれないわね。先生だって、一生懸命授業を準備してるんだもの。あくびをされたら、ちょっとショックかもしれないわ。
えーと、あくびをするときにグググっていう音が聞こえる気がするんだけど、あれはなんだろうか。
それにはちゃんとした理由があるのよ。あくびをするときに耳の中で聞こえるその音、それは「耳管開放症」かもしれないわ。
耳管開放症っていうのはね、耳と喉をつなぐ管、つまり耳管が開いたままになっちゃう病気なの。普通、耳管っていうのは安静時には閉じてるんだけど、あくびをしたり、飲み物を飲んだりするときに開くのよ。でも、耳管開放症になると、この耳管が開いた状態が続いてしまって、自分の声や呼吸音が耳の中で響いたり、バリバリ・プチプチといった音が聞こえることがあるの。
でもね、耳管開放症ってそんなに珍しい病気じゃないのよ。急激な体重減少やストレス、鼻をすすることなどが原因で起こることがあるんだって。症状が軽い場合は自然に治ることもあるけど、症状が続くようなら、ちゃんと耳鼻咽喉科で診てもらうべきなの。
あとね、急性中耳炎が原因で耳がバリバリ鳴ることもあるの。これはね、中耳腔で起こる感染症で、耳が痛くなったり、耳閉感や発熱が起こることもあるの。だから、あくびをしたときだけじゃなくて、他にも耳の痛みや違和感があるなら、早めに医者に見てもらった方がいいわよ。
そうなんだ。欠伸をするときに耳管が開くのは病気じゃなくて自然のことなんだよね。
そうよ、欠伸をするときに耳管が開くのは、全然普通のこと。ちょっと待って、そんなことも知らなかったの? まあ、教えてあげるけど。欠伸、つまりあくびをするときにはね、耳管っていうのが開いて、中耳と喉をつなぐ通路ができるの。これがあるおかげで、中耳の圧力が外の圧力と同じになるのよ。だから、飛行機が離陸したり着陸したりするときに耳がつんのるのを防ぐためにも、あくびが役立つの。
でもね、あくびをするときに耳から「ぐぐぐ」って音がするのは、耳管が開いて空気が通る音かもしれないわ。それとね、耳管が開くことで、自分の呼吸音や声が耳の中で響くこともあるの。これがちょっと変な感じがする原因かもしれないわね。
だから、あくびをしたときに耳で変な音がするのは、病気じゃなくて、耳管がちゃんと機能してる証拠なの。
というわけで、あくびっていうのは、ただの体の反応じゃなくて、色んな役割があるの。だから、あくびが出そうなときは、我慢しないで、さっと出しちゃうのが一番。
この耳管も、視床下部室傍核からの命令で開くの?それとも口を大きく開けることで物理的に開くの?
耳管っていうのは、普段は閉じてるの。耳管軟骨部の弾性でね。でも、嚥下運動やあくびをするときには、口蓋帆張筋が収縮して耳管咽頭口が開くのよ。
だから、視床下部室傍核からの命令で開くっていうよりは、口を大きく開けることで物理的に開くってわけ。あくびをするときに口が大きく開くでしょ? それで耳管が開いて、中耳と喉がつながるの。これがあるおかげで、中耳の圧力が外の圧力と同じになるのよ。飛行機が離陸したり着陸したりするときに耳がつんのるのを防ぐためにも、あくびが役立つってわけ。
なるほどー。ではあくびをすると涙がでるのはなぜかな。
あくびをするときって、顔の筋肉をがっつり使うでしょ? 特に大きく口を開けたり、目を強く閉じたりするときにね。そうすると、涙腺や涙嚢が刺激されて、涙が絞り出されるのよ。だから、あくびをすると涙が出るのは、顔の筋肉の動きが原因なの。
絞りだされるってことは、ふだん涙は溜められているということかな。
涙が溜められているって? そんなの当たり前じゃない。涙っていうのはね、目を守るために常に作られているのよ。涙腺で作られた涙は、まばたきをするたびに目の表面に広がって、目を潤して保護するの。そしてね、使われなかった涙は涙点から涙のうを通って鼻の中へ排出されるの。
でも、あくびをしたときに涙が出るのは、ただ溜められていた涙が絞り出されるからじゃないの。あくびをするときには顔の筋肉が動いて、それが涙腺を刺激して、余分な涙を押し出すことがあるのよ。
じゃああくびを何回もしていると、溜まっていた涙も無くなって、あくびをしても涙がでなくなるのか。
あくびを何回もして涙が出なくなるっていうのは、涙腺の涙が一時的に枯渇するからなのよ。でもね、心配しないで。涙腺はちゃんと涙を作り続けてるから、時間が経てばまた涙は出るようになるわ。だから、あくびをしても涙が出なくなったからって、涙腺が壊れたわけじゃないのよ。
ありがとう、あくびについての普段の疑問が解消したよ。欠伸がいろいろな役割をもっていることも分かったよ。
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