2024年9月7日土曜日

タコ足配線は何故ダメなのか。繋いだ機器全ての合計電力が繋いだ機器全体での定格越えの問題。

タコ足配線は駄目っていうよね。

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タコ足配線って、便利そうに見えるけど、実はかなり危険なんだからね。一つのコンセントから複数の家電を同時に使うなんて、火事のリスクが高くなるし、電気機器の故障や寿命短縮の原因にもなるの。だから、ちゃんとした知識と注意が必要なのよ。

まず、コンセントには使える電気の上限があるの。家庭用の壁コンセントはだいたい15アンペアが上限。これを超えると、テーブルタップが発熱して、最悪の場合は発火する可能性もあるわ。だから、テーブルタップに何をつなぐか、ちゃんと計算して使わないとダメなのよ。

それに、テーブルタップ自体の寿命もあるから、8年以上使っているものは交換した方がいいわ。古くなったテーブルタップは、内部の劣化でショートして火事になることもあるんだから。

あと、コンセントやプラグの周りにホコリが溜まると、湿気を帯びてショートして火災になることもあるの。これを「トラッキング現象」と言うの。だから、定期的に掃除することも大切よ。

でもね、タコ足配線がダメって言われても、コンセントが足りないときはどうしても使いたくなるよね。そんな時は、定格電力内で使うように気をつけて。それと、テーブルタップの使用容量を超えないようにすること。これが基本中の基本なのよ。

だから、タコ足配線をする前には、ちゃんとした知識を身につけて、安全に使えるように心がけてね。それができないなら、最初から使わない方がいいわ。安全第一ってこと、忘れないでよね!

定格電力内でタコ足配線をするなら問題ないのかな。

ふーん、そう思ってるの?確かに、定格電力内で使う分には、基本的には大丈夫だけど、それだけが安全の条件じゃないのよ。タコ足配線は、使い方を間違えると危険なのは変わらないわ。だから、「問題ない」とは言えないの。

まず、定格電力内で使うって言っても、それはあくまで理論上の話。実際には、家電製品の起動時には定格より多くの電力を使うことがあるのよ。それに、長時間同じコンセントを使い続けると、コンセントやプラグが熱を持って、火災の原因になることもあるわ。

それから、テーブルタップや延長コードも、ちゃんとしたものを使わないとダメ。安物を使うと、内部の配線が貧弱で、発熱や火災のリスクが高まるの。それに、テーブルタップにはサージプロテクターがついてるものもあるけど、これがあると安心ってわけじゃないのよ。雷などの外部からの電気的な衝撃には弱いから。

だからね、タコ足配線をするなら、以下のことに注意してね。

1. 定格電力を超えないように、家電製品の消費電力をちゃんと計算すること。
2. 長時間同じコンセントを使わないように、定期的に差し替えること。
3. 質の良いテーブルタップや延長コードを使うこと。
4. テーブルタップやコンセントの周りを清潔に保つこと。

これくらいのことは、常識よね。でも、それでも不安なら、最初からタコ足配線をしない方がいいわ。安全は何よりも大切だもの。わかった?

つまり、タコ足配線で色々な機器に繋いでいると、瞬間的に定格電力を超える可能性も高くなるから、危険ということ?

そういうことよ。タコ足配線でいろいろな機器をつなぐと、一見便利に思えるけど、実はリスクがいっぱいなの。家電製品は起動時に普段より多くの電力を必要とすることがあるから、瞬間的に定格電力を超える可能性があるのよ。それに、複数の機器が同時に高い電力を要求したら、そのリスクはさらに高まるわ。

瞬間的に定格電力を超えたら、具体的にどういう現象が起こるのか、詳しく教えてほしい。

あら、ちゃんと知りたいのね。それなら、ちゃんと教えてあげるわ。定格電力を超えるというのは、つまり電気機器が設計された最大の電力を超えてしまうことよ。これが起きると、いろいろな問題が発生する可能性があるわ。

まず、抵抗器や他の電子部品は、定格電力を超えると、その部品の保証範囲外になってしまうの。一瞬でも超えてしまうと、部品が破損したり、最悪の場合は製品が壊れる可能性があるのよ。これは、部品が瞬間的に受けるストレスが予想以上に大きいからで、その結果、部品の寿命が短くなったり、性能が低下するの。

次に、電源回路の話をしようかしら。電源回路では、起動時に瞬間的に高い電流が流れることがあるの。これを突入電流って言うのだけど、この突入電流がインダクタの定格電流を超えることもあるわ。ただし、これが短時間であれば、必ずしも素子が破損するわけではないの。でも、継続的に超えていれば、もちろん壊れるわよ。

さらに、モーターのような機器では、定格電流を超えると異常発熱を起こして、モーターが焼損する危険性があるの。これは、モーター内部の温度が上昇して、絶縁体が溶けたり、回路がショートするからよ。

つまり、瞬間的に定格電力を超えると、電気機器にとってはかなりのリスクがあるってこと。だから、タコ足配線で色々な機器をつなぐときは、本当に注意が必要なのよ。理論上は大丈夫かもしれないけど、実際は予期せぬトラブルが起きる可能性があるわ。だから、安全を最優先に考えて、リスクを避けるためにも、タコ足配線は避けた方がいいわよ。わかった?

えーと、タコ足配線でつないだ機器の分だけテーブルタップにながれる電力が大きくなって、それが瞬間的にでもテーブルタップの定格を超えると、繋いでいる機器にもそれが流れて、機器を破損させると?

そういうことよ。ちょっと難しい話になるけど、要はね、テーブルタップっていうのは、一定の電力しか流せない設計になってるの。だから、そこにつないだ機器が同時にたくさんの電力を要求したら、テーブルタップがそれに耐えられなくなるのよ。それで、テーブルタップが過熱したり、最悪の場合は火事になったりするわけ。

でもね、それだけじゃないの。テーブルタップが定格を超えると、そこにつないだ機器にも影響が出るの。例えば、電力が急に増えたときに、機器の中の部品がそれに耐えられなくて、壊れたりすることがあるの。これは、機器が設計された範囲を超えた状態で動かされるから、予期せぬ故障の原因になるのよ。

だから、タコ足配線は、見た目は便利そうでも、実は色々なリスクをはらんでるってこと。だから、安全に使うためには、ちゃんとした知識が必要なの。ただ、「定格内で使えば大丈夫」と思ってると、思わぬトラブルに見舞われるかもしれないわよ。

繋いだ分だけ、繋いでいるもの全体に流れる電力が大きくなっていたんだね、知らなかった。

そうなのよ、ちゃんと理解してくれたみたいで何よりだわ。タコ足配線は、見た目以上に色々なリスクをはらんでいるの。だから、使うときは本当に注意が必要なのよ。

電力が大きくなるというのは、つまりね、テーブルタップやコンセントに接続された機器が多いほど、それらが同時に消費する電力の合計が増えるってこと。そして、その合計がテーブルタップの定格電力を超えた瞬間、問題が起こる可能性があるの。

テーブルタップの定格電力が1500W で、それは100V×15A だから、日本のどの電化製品もだいたい100Vのコンセントに繋ぐ設計だから、それを超えると壊れると。

まあ、そういうことね。でも、ちょっと待ってよね。そんな単純な話じゃないわ。確かに、日本の電化製品はほとんどが100Vで設計されているけど、それを超えると壊れるっていうのは、一概には言えないのよ。

テーブルタップの定格電力っていうのは、そのテーブルタップが安全に扱える最大の電力のこと。だから、1500Wっていうのは、そのテーブルタップが一度に流せる電力の限界ってことね。でもね、これを超えたからといって、すぐに機器が壊れるわけじゃないのよ。

例えばね、機器が瞬間的に定格電力を超えることはあるけど、それが短時間であれば、機器が壊れることは少ないの。ただし、長時間にわたって定格電力を超えて使い続けると、テーブルタップが過熱したり、内部の配線が溶けたりして、最終的には機器にダメージを与える可能性があるわ。

わかったよ。ありがとう。でもそれで、発熱して発火するというのは、どういう現象がおきているのかな。

ふん、そんなことも知らないの? まあいいわ、教えてあげる。発熱して発火する現象っていうのは、自然発火って言うのよ。これは、物質が外部からの加熱なしに、酸化や分解などによって発熱し、その熱が蓄積されて自然に発火する現象のこと。

例えばね、テーブルタップやコンセントにつないだ電化製品が、何らかの理由で内部で発熱を始めるの。それが続くと、その熱がどんどん蓄積されて、発火点に達することがあるのよ。発火点っていうのは、物質が自然に炎を上げて燃え始める温度のことね。

家庭でよくある自然発火の例としては、油に染み込んだ布巾が自然発火することがあるわ。油は酸化すると発熱する性質があって、それが蓄積されると、発火してしまうの。だから、使った布巾はちゃんと広げて乾燥させるか、火のないところに保管する必要があるのよ。

それとね、コンセントやプラグにホコリが溜まると、ホコリが湿気を吸って導電体になり、ショートして発熱することもあるの。これも自然発火の一種よ。だから、定期的に掃除することが大切なの。

まあ、こんな感じで、発熱して発火する現象は、日常生活の中で意外と身近に潜んでいるの。だから、電化製品を使うときは、常に注意が必要なのよ。特にタコ足配線は、発熱して発火するリスクを高めるから、本当に気をつけてね。

なるほど、それで、タコ足配線でテーブルタップが発熱して発火する場合は、何が起こっているのか具体的に教えてほしい。

あら、そんなことも知らないの? まあいいわ、教えてあげる。タコ足配線でテーブルタップが発熱して発火する現象っていうのは、電気的過負荷が原因なのよ。これは、テーブルタップに接続された機器からの電力要求が、テーブルタップの許容範囲を超えたときに起こるの。

具体的にはね、テーブルタップにつながれた機器が多すぎると、それぞれの機器が消費する電力の合計がテーブルタップの定格電力を超えちゃうの。そうすると、テーブルタップの内部で電流が増えすぎて、配線が過熱するのよ。配線が過熱すると、絶縁体が溶けたり、最終的には発火する可能性があるわ。

うーん、そんな問題が起きないようなテーブルタップは作れないのかな?

ふん、そんな完璧なもの求めてるの? まあ、無理もないわよね。でもね、完全に問題が起きないっていうのは難しいの。だって、電気製品はどんなに安全設計されていても、使い方次第でリスクは出てくるものなのよ。

でも、安全性を高めたテーブルタップは確かに存在するわ。例えば、過負荷保護機能がついているものや、トラッキング防止機能がついているもの、耐熱性に優れた素材を使っているものなどね。これらは、テーブルタップが過熱したり、発火したりするリスクを減らすために設計されているの。

テーブルタップについている過負荷保護機能は具体的にどのような働きをするの?

あら、そんなことも知らないの? まあいいわ、教えてあげる。テーブルタップの過負荷保護機能っていうのは、電気的過負荷が発生したときに、回路を自動で遮断してくれる安全装置のことよ。これがあると、テーブルタップや接続された機器が、過電流でダメージを受けるのを防いでくれるの。

具体的にはね、テーブルタップに流れる電流が、そのテーブルタップの定格電流を超えたときに働くの。テーブルタップの中にはバイメタルという金属のストリップがあって、過電流が流れると熱で曲がるの。このバイメタルが曲がることで、回路が物理的に切断されて、電流が流れなくなるわけ。これで、テーブルタップや機器を過熱や火災から守ることができるのよ。

でもね、過負荷保護機能があるからといって、安心してタコ足配線をしていいわけじゃないのよ。だって、過負荷保護機能が作動する前に、他の部分で問題が起きる可能性もあるもの。例えば、テーブルタップのコードが熱くなりすぎたり、プラグが溶けたりすることもあるわ。それに、過負荷保護機能が作動しても、一時的に電源が切れるだけで、根本的な問題は解決しないのよ。

そっか、万能ってわけじゃ全然ないようだね。あと、テーブルタップについているサージプロテクターはどういう働きをするの?

サージプロテクターって、雷から私たちの大切な電化製品を守るためのものよ。でもね、完璧じゃないから、そこは勘違いしないでね。

サージプロテクターには「バリスタ」という特殊な素子が入っていて、これが大事な役割を果たすの。普通の状態では何もしないけど、もしも高電圧が来たら、それを感知して電圧を逃がす経路を作るの。これで、家電が過剰な電圧でダメになるのを防ぐわけ。

でもね、サージプロテクターがあっても、100%家電を守れるわけじゃないの。最大サージ電圧っていう限界があって、それを超えるとバリスタ自体が壊れちゃうの。だから、雷サージ対応の電源タップを選ぶときは、その最大サージ電圧を確認することが大事なのよ。

さらに、バリスタは一度経路を作ると、その後は使えなくなるから、一回きりってことも覚えておいて。雷サージが有効かどうかを確認するには、LEDライト付きの電源タップが便利よ。これで、バリスタがまだ生きてるかどうかがわかるわけ。


なるほどー。ありがとう、これからはもっと考えてコンセントタップを使うようにするから。




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