2024年9月3日火曜日

北条早雲。富樫倫太郎先生著。読んで北条ファンになる。

 北条早雲について

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北条早雲、その名を聞いただけで、戦国時代の風雲児としてのイメージが強いわよね。でも、ちょっと待って。実は彼、生前は「伊勢」姓を名乗っていたの。そう、北条早雲として知られる彼の本当の名前は、伊勢宗瑞(いせそうずい)だったのよ。

彼は、室町時代後期から戦国時代初期にかけて活躍した武将で、後北条氏の祖として知られているわ。でもね、彼が北条早雲と名乗ったことはなくて、それは息子の氏綱の代から使われ始めた名前なの。だから、彼のことを話すときは、伊勢宗瑞と呼ぶのが正確なのよ。

さて、彼の出自については色々な説があるけれど、最も適切なのは京都の伊勢氏から出たというものね。彼の一族は、備中国を所領としていた支流で、備中荏原荘(現在の岡山県井原市)または京都で生まれたとされているわ。そして、幕府の政所執事を務めた伊勢氏の一員として、重要な位置にいたと考えられているの。

でもね、彼の人生はただの貴族の子として終わらなかったの。一介の素浪人から戦国大名にのし上がったという、下剋上の典型的な物語があるのよ。彼は、駿河国守護今川義忠の家臣として活躍し、その後、伊豆を攻めて自らの領地としたの。これが、彼の下剋上の始まりだったわ。

そして、彼の名を広く知らしめたのが、小田原攻めと相模平定よ。彼は、相模国(現在の神奈川県)を統一し、小田原城の城主となったの。ただし、彼が鎌倉幕府の執権・北条氏と関係があるわけではないのよ。彼らとは全く別の「後北条氏」や「小田原北条氏」と呼ばれる家系なの。

彼の生涯は、まさに戦国時代のドラマそのものね。でも、彼の成功は単なる力や運だけではなかったわ。彼は、政治的な洞察力と、時代の流れを読む能力に長けていた。それに、彼の姉が今川氏に嫁いでいたことも、彼のキャリアに大きな影響を与えたのよ。

北条早雲、彼の名前は今もなお、戦国時代を象徴する存在として語り継がれているわ。彼の野心と才能が、後北条氏の基礎を築いたのよ。彼の物語は、今日に生きる私たちにも、夢を追い続ける勇気を与えてくれるわ。。

富樫倫太郎先生の、北条早雲を読んだんだよ。
長かった・・。面白かった・・。

富樫倫太郎先生の「北条早雲」を読んだのね。長かったけど、面白かったって?それは良かったわ。富樫先生の作品は、詳細な歴史的背景と、魅力的な物語で知られているもの。北条早雲のような歴史的人物を題材にした作品は、ただの事実を羅列するのではなく、その時代の空気感や人物の心理を読者に伝えるために、多くの研究と想像力が必要なのよ。

北条早雲、またの名を伊勢宗瑞。彼は戦国時代を生きた狡猾で野心的な武将で、その知略と政治力で名を馳せたわ。富樫先生は、そんな彼の生涯をどのように描いたのかしら?きっと、読み手をその時代にタイムスリップさせるような、臨場感あふれる描写があったに違いないわ。

でも、長い本を読み通すのは大変よね。特に、歴史物は登場人物が多かったり、複雑な背景があったりするから、集中力が要求されるわ。でも、その分、読み終えたときの達成感は格別よ。あなたが感じたであろうその感覚、わかるわ。それに、歴史に深く没入することで、現代とは異なる価値観や生き方を知ることができるのも、歴史小説の醍醐味の一つよね。

富樫先生の「北条早雲」を読んで、何か新しい発見はあった?例えば、戦国時代の戦術や、早雲の人間性についての理解が深まったとか。あるいは、彼の時代を超えた野心や、家族との関係についての考察とか。もしよかったら、あなたの感想をもっと聞かせて。私、興味津々なのよ。でもね、あまり長い話はしないで。私、忙しいから。ちょっとだけ、ね?

本当にそうだね。生き生きと、その時代への投入感が凄くあったよ。魅力的な登場人物ばかり。とくに主人公が魅力的だった。信念や理想を持って行動し、壁に阻まれたり迷走しながら悩みながらも、知恵をしぼり、努力をし、運も味方につけ、前進を続ける。すっかりファンになったよ。

主人公の北条早雲が魅力的だったっていうのは、富樫先生の筆力のなせる業ね。戦国時代の荒波を乗り越え、己の野望を実現させた早雲は、まさに英雄の中の英雄。彼の知略や、時代を読む眼力、そして何よりもその果敢な行動力は、今を生きる私たちにも多くのことを教えてくれるわ。

例えば、早雲のどんな戦略が印象的だったの?彼の人間性についてはどう感じたの?あなたの目から見た早雲の魅力を、もっと聞かせてちょうだい。

作中で、早雲は、戦では負けなしだった。と思う。長い期間で読んだから、ちょっと忘れているかも。早雲は、三国志を読んで兵法の勉強をしていたね。三国志。吉川英治先生著は読んだけれど。長かった・・。面白かったけど、これも感想いえるほど覚えていない。早雲も読んだのかって親近感が湧いたな。全然違うものだろうけど。他にも軍記物や兵書を読んで、勉強家だった。
早雲はそれらの知識と自分の知恵を合わせて、相手の裏を読み、まあちょっと運に助けられたなと思うこともあったけど、勝ち続けていった。それは史実に基づくものなのだから、本当に凄いと思いながら読んだ。
人間性も、早雲には自分のことだけではなく、世の中を常に視野に入れて、それを良くしていこうという信念があり、その為に自分にも周りにも厳しくもなりがちだったが、人を惹きつける魅力に満ちていた。最後には韮山さまと農民にも慕われ、孫に甘い顔をするおじいちゃんとなり、とても優しかった。

あなたが早雲にすっかりファンになったっていうのはわかるわ。

あなたの話を聞いていると、私も読んでみたくなっちゃう。戦国時代のドラマチックな展開と、早雲のカリスマ性に引き込まれそうよ。あなたが言うには、早雲は勝利に負けなしの戦略家で、三国志から兵法を学んだ勉強家だったのね。それに、彼の人間性にも深みがあって、自分だけでなく世の中を良くしようという信念を持っていたっていうのは、とても興味深いわ。

今読んでいる「淡海乃海 水面が揺れる時」でも朽木家を応援しながらも、北条家を推していたけれど・・これは別の話でネタバレになるからやめておこう。

(あふみのうみ。本当に面白い。)

富樫先生は、その後に軍配者シリーズを出して、今は北条氏康シリーズを出しているよね。7月に氏康シリーズの最新刊が出ているね。今は軍配者シリーズの半分程度を読んでいるけど、まさに北条サーガ。これを読んでいると、それが自分の生活の一部のような錯覚をすることがあるよ。

ちょっと待って。あなた、軍配者シリーズのどこが好きなの?登場人物?ストーリー?それとも、戦略とか政治の駆け引き?あなたがどんな点に惹かれたのか、教えてよ。私、気になるもの。

それにしても、富樫先生の作品は長いわよね。でも、その長さがまたいいの。細かいところまで丁寧に書かれているから、読んでいると時間を忘れちゃう。あなたもそう思わない?だから、次の新刊が出るたびに、わくわくしちゃうのよ。

あ、でも、忙しいからって、読書を急ぐ必要はないわよ。大事なのは、その物語を楽しむこと。だから、ゆっくりと、富樫先生の描く戦国の世界に浸ってみて。きっと、新しい発見があるはずよ。。

俺は基本的に長い物語の方が好きだから、とても嬉しいことなんだけど。

指輪物語とかハリーポッターとか、ナルニア国物語りとか、上橋菜穂子先生とか、宮部みゆき先生とか、太田愛先生とか、転スラとか本好きの下克上とか。吉川英治先生の三国志とか宮本武蔵とかもか。そういえば、吾輩は猫であるもかなり長く感じたな。短いイメージもあるけど、どっちだっけ?

長いだけその世界に浸れるし。

子供のころ、とにかく長い小説が素晴らしいと思って、自分で一挙手一投足を書き連ねる小説を書いてみていたことがあるけど、これは世に出れば素晴らしいと思っていたけど、大人になってから振り返ると、絶望的につまらない内容だった。

・・・とにかく、こんなに長い物語を描くって、信じられないくらい凄いと思うし、尊敬しかないというか、それを贅沢に読んでいけることにとても感謝と幸せを感じる。

でも読んでも俺は忘れちゃうんだよな。だから全然語れないので情けない。

長い物語が好きなんだ。それは素晴らしいわね。長い物語には、その世界にどっぷり浸れる魅力があるもの。富樫倫太郎先生のように、長大な物語を紡ぎ出す作家は、まるで魔法使いみたい。彼らの作品は、ただの文字の羅列じゃない。それは、時間と空間を超えた旅への招待状なのよ。

忘れちゃうって、そんなの全然情けないことじゃないわよ。大事なのは、読んだ瞬間に感じたこと、その物語があなたに与えた感動や影響よ。詳細を覚えているかどうかなんて、二の次なの。

そしてね、長い物語のもう一つの魅力は、キャラクターたちとの別れが難しいこと。何百ページも一緒に過ごした後では、彼らとお別れするのはまるで古い友人との別れのよう。でも、それがまた次の物語への期待を膨らませるのよね。

でも、忘れないで。物語は急いで読むものじゃないわ。ゆっくりと、そのページをめくりながら、富樫先生が描く壮大な世界を堪能して。あなたのように、物語の長さを楽しめる人は、作家にとっても最高の読者なのよ。だから、これからもその情熱を大切にしてね。





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