2024年8月26日月曜日

セルフスタンドの価格。給油のルール。カメラでの監視。静電気と事故。など。

 セルフのガソリンスタンドとそうでないところのガソリン代の違い

↓ この記事を音読再生。(VOICEVOX音声動画)

まず、セルフのガソリンスタンドっていうのは、自分で給油するところ。フルサービスのスタンドは、スタッフが給油から窓拭きまでやってくれる。で、肝心の価格だけど、セルフの方が安いのが一般的。なんでかって?それはサービスの違いによるものなんだよね。

セルフスタンドは、給油作業以外のサービスを省いてコストを下げてるから、価格も抑えられるの。だから、あんたがもし「給油だけでいいから安く済ませたい!」って思ってるなら、セルフスタンドがおすすめだよ。でもね、フルサービススタンドの方が高いって言っても、その差額ってそんなに大きくないんだよね。地域によっては1リットルあたり5円前後の差で、40リットル給油したら200円程度の差額になるって話。

でもさ、フルサービススタンドのいいところもあるんだよ。窓拭きや車内清掃、タイヤの空気圧チェックなんかもしてくれるから、手間を考えたら、そのサービス料が価格に見合うかどうか、ちょっと考えてみる価値はあるよね。

あたし?あたしはね、どっちも使うけど、基本はセルフかな。なんでって、自分でやった方が早いし、面倒くさいスタッフの営業トークもないから。あんたはどう?自分で給油するのが面倒だと思う?それとも、ちょっとしたサービスを受けるのが好き?

ま、どっちにしろ、ガソリンスタンドを選ぶときは、価格だけじゃなくて、サービス内容や立地、営業時間なんかも考慮に入れて選んだ方がいいよ。あんたのカーライフに合ったスタイルを見つけてね。あたしからのアドバイスはこれくらいにしておくわ。あんたの選択を尊重するから。でもね、もしセルフスタンドで給油するなら、油種を間違えないように気をつけてね。それじゃ、またね!

そうだよね、あまり価格が変わらない気がしたんだよ。調べると、4円違ってた。

ふーん、そう感じるのも無理はないわね。セルフ式とフルサービス式のガソリンスタンドの価格差が小さい理由にはいくつかの要因があるのよ。まず、ガソリン価格自体が地域や時期によって変動するから、一概に「セルフの方が安い」とは言えないの。それに、フルサービススタンドでは、給油作業だけでなく、窓拭きやゴミの回収、簡単な点検などの追加サービスがあるから、その分価格が上乗せされるのは当然よね。でも、それで価格差が小さく感じるかどうかは、あなたの価値観次第だわ。

さらに、セルフスタンドが増えてきたことで、競争が激しくなり、価格差が縮小している地域もあるのよ。フルサービススタンドも価格を下げて顧客を引きつけようとしているから、結果的に両者の価格差が小さくなっているのね。それに、セルフスタンドでも監視する有資格者が必要だし、整備や洗車を行うスタッフがいる場合もあるから、完全に無人というわけではないのよ。だから、セルフスタンドだからといって必ずしもコストが大幅に下がるわけではないの。

それとね、ライバル店舗が近所にある場合は、売価を同じにして競う傾向にあるの。つまり、セルフとフルサービス店が近所にあったとしても、ユーザーが負担する給油コストは変わらないことが多いのよ。だから、あなたが「価格が変わらない」と感じるのは、そういう市場の動きが反映されているからかもしれないわね。

無理に遠くのセルフに入れにいくほどでもないという感じだね。フルサービスとセルフスタンドではスタッフの有資格などの条件も変わるんだろうか。

そうね、遠くのセルフスタンドにわざわざ行く必要はないかもしれないわ。でもね、フルサービスとセルフスタンドでスタッフの資格要件が違うのは事実よ。フルサービススタンドでは、従業員が給油作業を行うから、危険物を取り扱う資格である「乙種第四類危険物取扱者」が必要になるの。これは、ガソリンなどの危険物を安全に扱うための国家資格よ。無資格者が給油作業を行う場合は、この資格を持つスタッフが立ち会わなくちゃいけないの。

セルフスタンドの場合は、お客さんが自分で給油するから、スタッフ全員がこの資格を持っている必要はないけれど、夜間などの無人時間帯には、監視する有資格者が必要になることがあるわ。だから、セルフスタンドでも資格を持つスタッフがいると、もしもの時に安心よね。それに、セルフスタンドでも、給油許可ボタンを押すためには、スタッフが安全を確認する必要があるから、完全に無人というわけではないのよ。

なぜ無資格の客が自分で入れるのは許可されているんだろう。

なんで無資格のお客さんがセルフスタンドで給油できるのかって? そんなの、簡単なことよ。セルフスタンドでは、危険物取扱い資格を持ったスタッフが常駐しているからなの。ガソリンは消防法で危険物と定義されているから、基本的には資格が必要なのよ。でも、セルフスタンドではお客さんが油種と給油量を選んで、お金を払って給油するまでの流れを自分でやるわけ。でもね、給油作業を始める前には、スタンドのスタッフがモニターでお客さんの様子をチェックして、安全を確認してから給油許可を出すの。だから、無資格のお客さんでも安心して給油できるわけよ。

それにね、給油ノズルのレバーを引いても、スタッフが給油許可を出さないとガソリンは出てこないの。だから、もし何か問題があったら、すぐに対応できるようになってるのよ。これが、無資格のお客さんでもセルフスタンドで給油できる理由なの。安全第一ってわけ。

だから、あなたが「なんで無資格で給油できるの?」って思ったら、それはスタンドのスタッフがちゃんと見ているから安心していいのよ。でもね、自分で給油するからって油断は禁物よ。ガソリンスタンドでは、火気厳禁、携行缶への給油禁止などのルールがあるから、それにはしっかり従ってね。安全に給油するためにも、ルールは守らなきゃダメよ。

というわけで、セルフスタンドでの給油は、無資格でもOKだけど、それはスタッフが安全を確保してくれているからなの。だから、あなたも安心して給油して、車の燃料をしっかり管理してね。それが、あなたの車を長持ちさせるコツだから。わかった?

え?じゃあカメラで監視をしていて、給油のたびに許可ボタンを押しているということ?

ええ、そうよ。ちょっと驚いた? セルフスタンドでは、給油の安全を確保するために、カメラで監視をしているの。お客さんが給油ノズルを取ったり、車に挿したりする様子をスタッフがモニターで見ているのよ。そしてね、給油を始める前には、スタッフが給油許可ボタンを押すわけ。これがあるから、無資格のお客さんでも安全に給油できるシステムになってるの。

だから、あなたがセルフスタンドで給油する時は、自分でやってる感じがするけど、実はスタッフの目がしっかりとあなたを守っているのよ。もちろん、スタッフも人間だから、100%の完璧を保証するわけにはいかないけれど、安全管理のためのプロセスはきちんと整ってるの。

でもね、あなたが自分で給油するからって、油断してはダメよ。給油中は、携帯電話の使用はもちろん、車のエンジンをかけたり、タバコを吸ったりするのは厳禁。それに、給油後はノズルをしっかりと戻して、ガソリンがこぼれないように注意することね。安全はあなた自身の行動にも左右されるから。

なるほどね。じゃあそれなりに人件費もいるよね。給油中は携帯電話の使用が厳禁とはどういうこと?

給油中に携帯電話を使うことは、実は安全上の理由で禁止されているの。携帯電話から発せられる電磁波や静電気が引火の原因になる可能性があるから、リスクを避けるために使わないように言われているのよ。さらに、携帯電話をいじっていると注意が散漫になって、給油操作中の事故につながる恐れもあるから、給油中は携帯電話の使用を控えるべきなの。

だから、給油中にスマホをいじっていると、もしもの時に大変なことになるかもしれないわ。安全第一で行動することが大切よ。わかった?

うーん、決済もスマホでやるし、そのまま手にもって給油してることもよくあったよ。それで着信とかきたら使ってしまう。

特にセルフスタンドでは、給油機の計器に悪影響を与えることは基本的に問題ないとされているけれど、万が一のリスクを避けるために、「給油中はスマホの使用を控えてください」という指示があるの。また、スマホでの決済は便利だけど、「給油中」はご遠慮いただくようにとのこと。給油が完了してから決済するのが安全なのよ。

だから、着信が来たらどうするかって? 給油中はスマホを使わないことが大切。もし着信があったら、給油が終わってから折り返すか、車内で安全に停車してから対応するのがベストよ。安全第一で行動してね。わかった?

わかった。ありがとう。ほかにもルールがありそうな気がするけど、あるだけ教えてくれないかな。

まず、給油中はエンジンを停止させること。これはすべてのガソリンスタンドでの基本中の基本よ。ガソリンは気化しやすく、引火しやすいから、エンジンをかけたままだと大変なことになる可能性があるの。だから、給油中は絶対にエンジンを止めておくことね。

次に、火気厳禁。これも当然よね。ガソリンスタンドでは、タバコはもちろん、ライターの使用も禁止されているわ。火花が飛んだら、気化したガソリンに引火するかもしれないから、絶対にしないで。喫煙所がある場合はそこでね。

それから、静電気除去装置には必ず触れること。ガソリンの引火点は非常に低いの。だから、身体に帯びている静電気でさえ引火する可能性があるの。給油前には、必ず備え付けの静電気除去装置に触れて、静電気を除去しておくのよ。

あと、ガソリン携行缶への給油はNG。セルフスタンドは、自動車や二輪車に燃料を給油する目的に限って営業を許可されているの。だから、ガソリン携行缶や灯油ポリタンクへの給油は認められていないの。ナンバープレートが装着されていない車両への給油や携行缶などへの給油は、消防法に抵触する犯罪行為になるから、絶対にしないでね。

最後に、「4分ルール」って知ってる? これは、一度に給油できる量と給油時間に関するルールよ。ガソリンやハイオクは100リットル、軽油は200リットルまで。給油の速度は毎分30~35リットルで、給油時間は4分間までって決められているの。これを超えると、給油が自動的にストップするわ。ただし、大型トラックなどが利用するスタンドの場合は、軽油のみ4分以上になっている給油機があるのよ。

これらのルールを守って、安全に給油してね。あなたの車も、あなたも、大切にしなきゃダメよ。わかった?

なぜ4分なの?量が決められているのはなぜ?

まず、このルールは1998年の消防法改正で設けられたもの。セルフ式ガソリンスタンドが登場して、お客さん自身が給油するようになったから、安全を確保するための措置が必要になったの。ガソリンや軽油は引火性が高い第4類危険物だから、取り扱いには特別な注意が必要なのよ。

で、なんで4分なのかっていうと、給油作業にかかる時間と、お客さんが1回で給油する量を考慮して決められたの。ガソリンやハイオクは最大100リットル、軽油は200リットルまで給油できるけど、給油速度は毎分30〜35リットルに制限されているの。だから、4分間で給油が完了するように設定されているわけ。これが、給油機が自動で止まる理由なのよ。

でもね、大型トラックなどが利用するスタンドでは、軽油のみ4分以上給油できる給油機があるの。これは、大型車両の燃料タンクが大きいから、その分、給油に時間がかかるからなのよ。

給油量が制限されているのは、家庭や企業が持てるガソリンの量にも制限があるから。ガソリンは静電気の火花で引火するほど危険なものだから、消防法で厳しく管理されているの。だから、セルフスタンドでも、給油できる量には上限があるのよ。

というわけで、4分ルールや給油量の制限は、私たちの安全を守るためにあるの。だから、ちょっと面倒に感じるかもしれないけど、これらのルールを守って安全に給油してね。わかった?

じゃあ、給油を始めてからもたもたして4分経過したら給油できなくなるんだね。

そういうことね。給油を始めてから4分経過したら、給油機は自動でストップするわ。これはね、安全管理のための措置なのよ。ガソリンスタンドでは、給油中に何かトラブルが起きたときに、すぐに対応できるように、給油時間に制限を設けているの。だから、もたもたしていると、給油が途中で止まってしまう可能性があるわ。

でも、心配しないで。もし給油が途中で止まったら、再度給油機をリセットして、給油を再開すればいいのよ。ただし、その際には、給油機の指示に従って、安全に操作することが大切ね。給油は、慌てず、落ち着いて行うことが重要よ。

わかった。ありがとう。他にルールはある?

セルフサービススタンドを利用する時には、特に注意が必要よ。だって、自分で給油するんだもの、安全第一でいかないとね。

まず、給油が自動停止した後の継ぎ足し給油は禁止されているの。給油機が満タンを検知して停止したら、「まだ入りそう」と思っても給油を終えること。給油機が停止した後に追加で給油すると、ガソリンが吹きこぼれて無駄になるだけでなく、火災の原因にもなりかねないから。

次に、ガソリンは引火しやすいから、窓やドアも閉めること。もし車内でライターを使って煙草に火を付けたりしたら、大変なことになる可能性があるの。静電気でも引火する可能性があるから、空気の乾燥している季節でなくとも、必ず給油機本体についている「静電気除去シート」に触れて、体に溜まっている静電気を取り除いてから給油するのよ。

色々と知らないことが多いものだな。ありがとう。ところでそういう事故は実際に起こっているのかな?

あら、まだ気になるの?しょうがないわね、ちゃんと教えてあげる。実際にね、ガソリンスタンドでの火災事故は起こってるのよ。総務省消防庁の調査によると、平成12年から平成21年までの10年間で、給油取扱所で発生した火災事故は平均して毎年約36件あったの。そのうちの52%が、危険物が関連した火災事故で、約85%がガソリンに関連しているの。

例えばね、給油中に衣服に帯電した静電気が放電して、ガソリンに着火する事故があったの。それで、漏れたガソリン約100Lが延焼して、大きな被害が出たのよ。他にも、セルフスタンドで利用者がガソリンを容器に詰替え中に火災が発生した事例もあるわ。これも静電気が原因で、ガソリンの可燃性蒸気に引火したと考えられてるの。

そうなんだ。最近のデータではどうなのかな?

ほらほら、ちゃんと聞いてよね。最近のデータによると、ガソリンスタンドでの火災事故はまだまだ起こってるわ。総務省消防庁の報告によると、令和5年中に給油取扱所で発生した火災事故は39件あったの。それにね、火災事故の発生原因で最も多かったのは「操作確認不十分」で、次に「維持管理不十分」が多いってこと。

あと、静電気対策をしっかりしてるからって、油断は禁物よ。セルフスタンドの火災事故は減少傾向にあるけど、完全になくなったわけじゃないから。例えば、平成29年の給油取扱所1万施設あたりの給油中における火災事故発生割合は、セルフスタンドが4.1件、フルサービスのスタンドが2.2件だったの。平成18年のデータと比べると、セルフの事故は12.3件からかなり減少してるけど、まだ完璧じゃないのよ。

だから、私が言った通り、ガソリンスタンドでの安全対策は本当に大事なの。あなたのためにも、他の人のためにもね。次からはちゃんとルールを守って、安全に給油してね。わかった?


なるほど。ありがとう。気をつけないといけないね。




スポンサードリンク

0 件のコメント: