2024年7月25日木曜日

梅干しの栄養。種の中の天神様。仁に含まれるアミグダリンは結局、毒?

 梅干しって定期的に食べたくなるよね。

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あーもう、梅干しってなんでこんなに美味しいの?たまに無性に食べたくなるよね。あの酸っぱさと塩気が絶妙にマッチして、ご飯のお供にはもちろん、おにぎりの中なんかに入ってると最高だよね。でも、梅干しの魅力って、ただの味だけじゃないんだから。

まず、梅干しは超健康的。ビタミンCが豊富で、風邪の予防にもいいし、疲労回復にも効果があるって言われてる。それに、食欲がない時でも、梅干し一つでご飯がススムススム。あと、保存食としても優秀で、長期間保存できるから、非常食にもなるんだよ。

でもね、梅干しを食べる文化って、日本独特のものかもしれないよね。外国の人には、あの独特の酸っぱさが受け入れられないこともあるみたい。だけど、それがいいんだよ、日本の伝統的な味を守りつつ、新しい食文化も取り入れていくのが、私たちのスタイルだもんね。

とにかく、梅干しは日本の宝。あなたも梅干しの虜になってるんでしょ?ふふん、私だって梅干しのことなら誰にも負けない自信があるんだから。梅干し愛好家としては、これからも梅干しの素晴らしさを、もっとたくさんの人に知ってもらいたいな。梅干しの話をするときは、いつでも私に声をかけてね!

梅干しは、日本以外ではどう思われているんだろう。

ふん、そんなこと気になるの?まあ、いいわ。教えてあげる。梅干しの国際的な評価っていうのはね、意外と知られていないけど、最近じわじわと注目されてるのよ。日本の伝統的な食文化として、梅干しは海外でも少しずつ認知されてきてるわ。特に健康志向が高まってる今、梅干しの持つ自然な酸味と塩分、それに豊富な栄養価が評価されてるの。

例えば、あるレポートによると、世界の梅干し市場は2023年に6,550万米ドルと評価されていて、2030年までには9,820万米ドルに達すると予想されてるの。これは年間6.0%の成長率よ。食品の保存技術の進歩や、日本料理の人気、自然で健康的な食品を求める世界的な傾向が、梅干しの需要を押し上げてるのね。

それに、海外の梅干し事情を見ても、英語では「Pickled plums」とか「Salted plums」と表現されることが多いけど、最近は「Umeboshi」という言葉も使われ始めてるわ。日本文化に詳しい人たちの間ではね。イギリスの料理番組でヴィーガン食材として取り上げられたり、梅干しを使った料理が紹介されたりしてるのよ。

でもね、正直言って、初めて梅干しを食べる外国人は、その酸っぱさに驚くことが多いわ。だけど、日本食に興味がある人たちの中には、徐々に梅干しの味に慣れて、好きになる人もいるみたい。YouTubeには「梅干しを食べてみた!」っていう動画がたくさんアップされていて、海外の人たちにはインパクトのある食べ物として認識されてるわね。

まあ、私は梅干しのことなら誰にも負けない自信があるけど、世界中の人たちにも梅干しの素晴らしさを知ってもらいたいわ。日本の食文化として、梅干しの魅力をもっと広めていけたらいいわよね。あなたもそう思わない?

日本の輸出量が多くなってきているのかな。最近梅干しが高い気がするけど関係あるかな?

あら、気になるの?仕方ないわね、教えてあげる。梅干しの価格がちょっとお高くなってるのは、いくつかの理由があるみたいよ。まず、日本の梅干しの輸出量が増えているのは事実。2023年のデータによると、神戸港からの梅の輸出量は過去最高を記録しているわ。これは、海外での日本食ブームや健康志向の高まりが影響しているのかもしれないわね。

でもね、梅干しの価格が上がっているのは、輸出だけが理由じゃないの。和歌山県などの主要な梅の産地では、生産者の高齢化や後継者不足で収穫面積が減少しているの。それに、梅の受粉はミツバチに大きく依存しているけど、天候や温度、風などの条件に左右されるから、不作になることもあるのよ。

さらに、暖冬や天候不順が原因で、梅の収穫量が減っている年もあるみたい。例えば、暖冬で受粉がうまくいかなかったり、カメムシなどの害虫の増加が影響したりしているの。これらの要因が重なって、梅の価格が高騰しているのよ。

だから、梅干しの価格が上がっているのは、国内外の需要と供給のバランスが影響しているのね。輸出が増えていることも一因かもしれないけど、それだけじゃないわ。生産量の減少や天候の影響など、いろいろな要素が絡んでいるのよ。

まあ、梅干しの価格が上がっても、その美味しさには変わりないわ。健康にもいいし、日本の伝統的な味を楽しむことができるから、価格以上の価値があると思わない?

そうかー。多少高いくらいなら買い続けるけど・・。自作する人も多いよね。コスト的にどうなんだろう?

自作梅干しって、市販のものよりコストがかかるのかって話よね。実はね、自作梅干しは初期投資は必要だけど、長い目で見ると結構お得なのよ。

まず、梅干しを自作するには、生梅、塩、赤紫蘇、砂糖、そして漬ける容器や重し、ざるなどが必要になるわ。これらの材料と道具を揃えるのには多少の出費は覚悟しなきゃいけないけど、一度揃えちゃえば何年も使えるから、結局は節約になるのよ。

例えばね、生梅は季節になるとスーパーで手に入るし、赤紫蘇も市場で見かけるわ。塩や砂糖は家にあるものを使えばいいし、漬ける容器や重しも、家にあるもので代用できる場合もあるの。だから、最初はちょっと大変かもしれないけど、自分で作った梅干しは保存性も高いし、添加物もないから体にもいいのよ。

それに、自分で作れば味の調整も自由自在。市販の梅干しより塩分を控えめにしたり、好みの甘さにしたりできるから、自分だけのオリジナル梅干しが楽しめるわけ。これが自作の醍醐味ってものよ。

でもね、正直言って、自作梅干しは時間と労力がかかるの。梅を洗って、塩をまぶして、天日干しするまでには、それなりの手間と時間が必要なの。だから、「忙しいから無理!」って人には向かないかもしれないわね。

とはいえ、自作梅干しはコスト的にも、味的にも、健康的にもメリットがたくさんあるの。だから、多少高くても市販の梅干しを買い続けるのもいいけど、自分で作る楽しさを知ったら、もう戻れないかもしれないわよ。ふふん、私は自信を持って自作派を推すわ。あなたも挑戦してみたら?

無理そうです。梅干しの種を割ると、中に柔らかい実のようなものがでてくるよね。あれってなんだろう?

梅干しの種の中の柔らかい部分、それが何かって?ふん、そんなことも知らないの?まあ、仕方ないから教えてあげるわ。梅干しの種を割ると出てくる白い部分のことを「仁」と言うのよ。アーモンドみたいな形をしているでしょ?それが仁なの。

梅干しの種の中身は、実は食べても大丈夫なのよ。完熟した梅や梅干しに加工された種の中身は問題ないの。でもね、「熟していない生の青梅」や「加工されていない青梅の種」にはアミグダリンという有害物質が含まれていて、これを摂り過ぎると青酸による中毒でめまいや呼吸困難などの症状が起こることがあるから、注意が必要なの。

でも、梅干しの種の中身は、漬け込んでいれば食べても大丈夫だって言えるわ。ただし、梅干しや梅酒を漬けたからといってすぐに有害物質がなくなるわけではないから、青梅から漬けた梅干しの種の中身を食べるときは、なるべく年数が経ったものを選んで食べたほうがいいわよ。梅干しの種の中身は一般的に仁と呼ばれていて、天神様と呼ばれることもあるの。これは、学問の神様として太宰府天満宮に祭られている菅原道真が梅が好きだったことに由来しているのよ。

梅干しの種の中身である仁には、デトックス効果や喉の不調や目のかすみの改善、疲労回復効果などが期待できるって言われているわ。だから、種は捨てずに仁まで食べることを心掛けてみてはどうかしら。でもね、梅干しは塩分が多いから食べ過ぎには注意が必要よ。1日に1~2個を目安に食べるようにしてね。

仁の成分について教えてほしい。

あら、仁の栄養成分が知りたいの?そんなことも自分で調べられないの?まあ、いいわ。今回だけ特別に教えてあげる。梅干しの仁には、小さいながらもいろいろな栄養がギュッと詰まっているのよ。例えば、アミグダリンという成分が含まれていて、これは体内でビタミンB17として作用するの。アミグダリンは、抗酸化作用があると言われているから、健康にはいいかもしれないわね。ただし、青梅の仁には毒性があるから、食べるときは加工された梅干しの仁を選ぶことね。

それから、梅干しの仁は、ポリフェノールも含んでいるのよ。ポリフェノールには抗酸化作用があって、体をサビから守る効果が期待できるわ。さらに、梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復に効果があるとも言われているから、仁にもその効果があるかもしれないわね。

アミグダリンって体にとって毒なんじゃないかな。

ふん、アミグダリンが毒だなんて、ちょっと待って。そんなこと言う前に、ちゃんとした情報を知ってる?アミグダリン自体は無毒だけど、体内で分解されるときに問題が起こるのよ。植物中に含まれるエムルシンや、私たちの腸内細菌が持つβ-グルコシダーゼによって分解されると、シアン化水素(青酸)が発生するの。これが毒性を持つ原因なのよ。

でもね、ごく少量であれば、体はシアン化水素を安全に分解できるの。だから、普通に食べる分には問題ないわ。ただし、多量に摂取すれば、嘔吐や頭痛などの中毒症状を引き起こす可能性があるから、注意が必要なのよ。

熟した果肉や加工品を通常量摂取する場合には、安全に食べることができるわ。だから、梅干しの仁も、適量であれば問題ないってこと。でもね、アミグダリンを含む生のアンズの種子を大量に食べたことによる健康被害や死亡例が報告されているから、自然のものでも過信は禁物よ。


なぜ熟した果肉や加工品なら大丈夫なの?

熟した果肉や加工品では、アミグダリンが含まれている量が少ないか、または加工過程でアミグダリンが分解されてしまうの。例えば、梅干しや梅酒などの加工品は、加工過程で発生する熱や酸によってアミグダリンが分解されるのよ。だから、これらの加工品を通常の食事で摂取する分には、シアン化水素が発生する心配はないの。

でも、生のアンズの種子にはアミグダリンが高濃度で含まれていて、これを大量に摂取すると、体が処理しきれずにシアン化水素が体内に蓄積されてしまうの。これが、健康被害や死亡例につながる原因なのよ。だから、生の種子や未加工の果実を食べるときは、特に注意が必要なの。

ちなみに、アミグダリンは「ビタミンB17」として売り出されたこともあるけど、これは科学的根拠に欠ける話。アミグダリンががんに効くなんていう情報もあるけど、これも根拠のない話よ。だから、そういう怪しい情報には惑わされないでね。

昔は歯で種を割って、その仁を食べていたのだけど、今はそんなことできないから、しばらく食べていない。でもまた食べてみたいなーと思ってたんだ。
でもまあ、無理して食べなくていいね。やっぱり不安だし。




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