君たちに明日はないの3と4を読んだ。
それぞれの人間ドラマが本当に面白い。
シリーズの最初からずっと、仕事とは何かを問い続けている。
君たちに明日はないの1から4までの間に、
主人公の真介も色々なことを感じ考え、成長していく。
中でも4の、ノー・エクスキューズという短編の一つが印象的だった。
自分にとって仕事とは何か
「ようはさ、どんな企業に勤めてどんな役職になっているかということより、
そこでやっている仕事の、自分にとっての意味のほうが大事なんじゃないかなって」
君たちに明日はない4 勝ち逃げの女王 ノー・エクスキューズ より引用
真介はおぼろげながらその答えを掴みかけているようだ。
しかしこれは物語の主人公の真介の答えであって、
自分の答えではない。
答えは自分で掴み、自分だけのものにしなければならない。
そしてノーエクスキューズ(言い訳なしの人生)でなければならない。
俺にとって仕事は、正直めんどくさいし、ずっと気を張っていなければならないから疲れるし、
怒られることもあるし、こっちが腹の立つこともあるし、上司が嫌な時もあるし、
成り行きで今の仕事をしているし・・・。
と自分で言っていて情けないことばかり思い浮かぶ。
だけど、もう少し考えればやっぱり分かっている。
めんどくさい作業の先にある達成感。気を張って真剣だからこそ味わえるドキドキ感、昂揚感。
仕事という同じ目的をもった人とのかかわりにしか生まれない連帯感。
成り行きは関係なく、している仕事の結果が全てを表す。
今の仕事とは自分にとって何か。
まだはっきりと言葉にできないが、このシリーズを読むたびに考えさせられる。
そのうち自分のなかにはっきりしたものができたら、
また記事にしてみようと思う。
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