ファミコン互換機とドラゴンクエストⅠⅡⅢを母にプレゼント

子供の頃、家族でファミコンを取り合って、ドラゴンクエストをやっていた。

母も熱中していて、度々俺が母の章を消してしまったりして、

本気で怒られた。初めてビンタされたのもその時だった。

今ではまったくゲームに興味のなくなった様子の母だが、

懐かしさを感じることは、体にも精神的にも良い影響があるらしいので、

先日の誕生日にファミコンの互換機と、ドラクエ１～３をプレゼントした。



プレイコンピューター WE GAME30 AH9137 ファミコン互換機 FC互換 30種類のゲーム内臓 コントローラー付属 (ブラック)

アマゾンで上の商品を購入して、カセットは近くのブックオフで、


と思ったけど見つからなかったので、やっぱりアマゾンで購入。


本体が2,000円、カセットが一本350円で、全部で約3,000円になった。

本体は、まあ値段相応というか、全体的に頼りなさそうな作りだったけど、

問題なく動作した。

何年ぶりだろうか、カセットを差しこんで電源を入れる。

ドラゴンクエストのロゴが画面の上から下りてくる。

これだけでかなり感動があった。


ドラクエ１、２はかなり安定していて、必ず一回でつくし、消えたりしない。

問題は３だった。

ぜんぜん読み込まない。色々調べて、

端子部のサビが原因かもしれないと分かったので、電池も交換するつもりだったから、

分解して綺麗にしようと思った。

（セーブデータを保持する為に、カセット内部に溶接してあるボタン電池、

CR2032を交換しなければならないと、事前に予習済だったので用意していた。）



しかしまず、カセットのカバーがなかなか外れない。

結局カバーの爪がパキパキと折れてしまって、それでようやく外れた。

開けてみると基盤の左上にボタン電池がしっかり溶接してある。

そしてまたこれが外れない。基盤にダメージを与えてしまいそうなくらい力をいれて、

マイナスドライバーでグイグイ引きはがして、やっとのことでパチンとはずれる。

半田ごてがないので、再溶接はできない。

持っていたスコッチのメンディングテープを巻きつけて固定した。

（セロテープは劣化が早いので、使えない。下のメンディングテープなら多分7年以上はもつのだと思う。仕事でそれくらいの資料の保存に使っているので・・）

Ｔ
3M スコッチ メンディングテープ 18mm×30m ディスペンサー付き 810-1-18D


そして端子部の洗浄だが、これはマニキュアの除光液を綿棒などに

染みこませて拭けば効果があるという情報を見つけたので、

それで汚れがとれなくなるまでクリーニングして、最後にアルコールで

拭き取った。


最後に組みつけるまえに、基盤の状態のまま起動するか試したいところだが、

本体に抜き差しするのに、かなりの力が必要なので、あきらめた。

カバーの爪は折れてしまっているので、もう分解はしないと決めて、

基盤をセットして、カバーを瞬間接着剤で再び接合した。


さてちゃんと動くかなと、ドキドキしながら起動してみると、

読み込んだ。

そしてセーブも問題なくできている。

でも、読み込むのは4回に1回くらいだった・・・。

何回か読み込みに失敗するとセーブデータも消えた。

おきのどくですがぼうけんのしょ１はきえました　でろでろでろでろ

懐かしい、これが聞けただけでも良しとするか、

って駄目じゃん。orz


調べてみると、読み込みに失敗すると、

それだけでセーブデータを消していくらしい。

実際に消しているのは、でろでろと音が鳴っている間で、

音が鳴る前にリセットして正しく起動させると、データを守れるという。

そんな高等技術母には絶対無理だろうけど。


端子部にまだサビが残っているのか、最終手段としては、

接点回復剤やピカールなどで磨くことらしいが、


それはまだ試せていない。

中途半端ながら、包み直してプレゼントした。

とりあえず１と２で遊んでもらって、３はまた今度磨いて挑戦してみる。


そして、母は喜んだのかというと、かなり微妙だった（笑）

まあ懐かしんではいたが、プレイしてくれるか分からない。

プレゼントって難しいと思う。

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