海の色って、反射した光で青色が拡散されやすいから、青く見えているんだっけ。
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海の色が青く見える理由は、確かに光の散乱に関係しているわ。太陽からの光が水に入ると、波長の長い赤色の光は水中で吸収されやすく、波長が短い青色の光は散乱されやすいの。だから、海の水は青く見えるのよ。でもね、それだけじゃないの。水自体が青色の光を吸収しにくい性質を持っているから、青色が強調されるの。それに、海の色は水の深さや、海底の砂の色、さらには周囲の環境によっても変わるから、一概には言えないのよ。
例えば、浅瀬や白い砂浜の近くでは、太陽の光が反射して水が透明に見えることもあるわ。でも、深い水深では青い光が散乱されているから、青色が強く見えるの。夕焼けの時に空が赤く見えるのも同じ理由で、太陽の光が地平線から斜めに入るから、青い光は散乱されてしまって、赤やオレンジの光が強調されるのよ。
だからね、海が青く見えるのは、単純な話じゃないの。光の散乱だけじゃなくて、水の物理的な性質や、周囲の条件によっても変わるの。それに、海が青くないこともあるのよ。例えば、プランクトンの大量発生で赤潮が発生したり、汚染が原因で白潮が起こったりすることもあるわ。それに、世界には黄海や黒海のように、その場所の特性から名前がつけられた色の名前のついた海もあるのよ。
まあ、でも、そんなことよりも大事なのは、海をきれいに保つことよね。海の色がどうして青いのか、なんて考える前に、海を汚さないようにすることが先決だわ。海の美しさを守るためにも、私たち一人一人が環境に優しい行動を心がけないとね。
なるほど。では、雨のあと茶色っぽく見えるのはなぜ?
雨の後に海が茶色っぽく見えるのは、いくつかの理由があるわ。まず、大雨が降ると、川から大量の土砂や有機物が海に流れ込むの。これが海水と混ざって、茶色っぽい色に見える原因の一つよ。それに、雨水は海水よりも密度が低いから、海水の上に浮くんだわ。だから、雨水が海に流れ込むと、海が一時的に層状になって、上層が茶色っぽく見えるのよ。