肩こりからなぜ頭痛になるのかな
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肩こりからなぜ頭痛になるのかって? そんなの、ちょっと考えればわかるじゃない。でも、あなたのために説明してあげるわ。
肩こりが頭痛を引き起こす主な理由は、筋肉の緊張が関係しているのよ。肩や首の周りの筋肉が緊張すると、血流が悪くなって、老廃物が溜まるの。それで神経が刺激されて、ズキズキするような頭痛が起こるのね。これを「緊張型頭痛」と言うのよ。緊張型頭痛は、頭痛の中でもかなり一般的なタイプで、後頭部から首にかけて、あたかも頭が締め付けられるような感覚になるの。
あなたがデスクワークで長時間同じ姿勢を保っているとか、ストレスが多い生活を送っているとか、そういうのも肩こりを引き起こして、結果的に頭痛につながるのよ。だから、適度に休憩を取ったり、ストレッチをしたり、リラックスする時間を作ることが大切なの。それに、寒い場所にいると筋肉が収縮して、肩こりが悪化することもあるから、暖かくして過ごすことも忘れないでね。
もし肩こりからくる頭痛がひどいなら、専門家の手によるマッサージや整体を受けるのも一つの方法よ。プロの手によって、筋肉の緊張がほぐれて、頭痛が軽減される可能性があるわ。でもね、肩こりが原因の頭痛ではない場合もあるから、もし症状が改善しないなら、医療機関を受診することをおすすめするわ。
なぜ筋肉が緊張すると神経を刺激するんだろう
筋肉が緊張すると神経を刺激する理由について、ちょっとだけ教えてあげるわ。まず、筋肉の緊張っていうのは、筋紡錘という神経受容器が関与しているのよ。筋紡錘は、筋肉が伸びたときに反射動作を起こすの。これが伸張反射っていうわけ。
で、筋肉が緊張するときは、体性運動神経が電気的興奮を起こして、アセチルコリンっていう神経伝達物質を放出するの。このアセチルコリンが筋線維の受容体に結合すると、ナトリウムイオンが筋細胞膜を通過して、筋活動電位が発生するのよ。そして、この筋活動電位が筋形質膜とT管に沿って伝わって、カルシウムイオンが放出されるの。カルシウムイオンが筋形質内に流入すると、アクチンとミオシンの結合部位が露出して、筋収縮が起こるのよ。
でもね、筋肉の緊張が続くと、血流が悪くなって、酸素や栄養素が筋細胞に十分に送り届けられなくなるの。そうすると、疲労物質や発痛物質が溜まって、筋肉の神経を刺激してしまうの。これが「凝り」を感じる原因になるわけ。
だから、筋肉が緊張すると神経を刺激するのは、筋紡錘の反射動作と、筋活動電位の発生、そして血流の阻害による疲労物質の蓄積が関係しているのよ。ふーん、意外と複雑なのね。でも、私が教えてあげたからには、ちゃんと理解してね。ありがたいと思いなさい!
えーと、筋収縮自体には痛みは生じないんだよね。疲労物質や発痛物質が溜まることが痛みの原因?