指輪物語は面白い。繰り返し読んでいる。まあ、それしか読んでなくて、その前後のシリマリルの物語とか終わらざりし物語なんかは読んでいない。だからあまり深い考察もできないんだけど。俺はこの指輪物語が好きなので、それでいいと思ってる。
それでこの物語の何が自分にとって魅力かというと、重厚な背景と登場自分物達の思いを想像できることかなと思う。ホビットの仲間4人が互いを思いあう様子がすごく好きで。そしてサムからみたこの物語は、終始フロドのことを思う旅だったと思う。
重荷を背負ったフロドにどこまでもついていくサム。なぜって。フロドが好きだから。フロドの幸せをあきらめない。そしてフロドは、サムがいてくれて幸せだった。と。
これをいつも思い出したかった。聞きたかった。だから、歌にした。
運命や使命のベクトルが強いけど、仲間たちの意思のベクトル、そしてサムの意思のベクトルはどれも同じくらい強くて、それが結末を変えていく。ベクトルは俺のイメージだけど、自分にとってはこれが物語の核なんだよね。
歌では使命を果たしてその時にフロドの終末のようにしてるけど、これもイメージ。アマンに先に旅立つフロドがサムと再開の約束をするイメージ。というか歌の登場人物はフロドでもサムでもなく、すべてイメージです。物語とは直接関係はありませんと書いておきます。
風に乗る草葉 碧落の
道途に落ち行く晩陽が
灰色の世界映し出す
旅人は進む最果てへ
在りし日重荷は負わされた
世の全ての闇背負わせて
常闇の地へと誘われ
旅人は進む最果てへ
風郷里の方へ
何故彼が負うのか
彼の旅など誰も
知られぬままに
剣を握り振り抜けば
かの下部の騎士翻り
刃を彼に突き立てた
相打ち彼は頽れた
瀕死の彼を背負い逃げ
エルフの里にて匿われ
再び旅へ 供に行く
供に帰る 諦めぬ
朽ち果てた古塔 古の
王達の像に形なく
煙霧立ち込める暗き道
旅人は進む最果てへ
重荷は仲間も遠ざけた
一人別れて行くことが
唯一の道だと知っていた
旅人は一人最果てへ
雨世界の果てへ
何故などもう問わない
彼の傍に居たい
離れませぬと
剣を握り断ち切るは
邪悪の蜘蛛の手 彼を追う
戦う彼に追い付けば
最後の旅路を二人行く
兜を被り欺きて
かの軍勢に紛れ込み
瀕死の二人辿り着く
最果ての場所 滅びの地
重荷はここで葬られ
彼はその使命を終えた
崩れてゆく何もかも
彼も終わりを知っていた
彼は世界を救ったが
人知れずただ消えて行く
私は彼が好きなんだ
あきらめぬ
この手を握り微笑んで
今この時に傍に居る
嬉しいんだ 私の分
お前はこれから 生きるんだ
お前の子供 孫もまた
お前は見なくちゃいけないよ
私は行くよ また会おう
お前が居てくれ幸せさ
季節は廻り風はまた
草葉を揺らし 誘われし
誰かの旅が始まるのだ
何かを負うて 彼のように
また聞かせてよあの話を
おじいちゃんの大好きな彼の
旅の話を 彼と待つ
約束の時 その日まで
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