Ｎｏ８６ 涙は子犬の武器

まさかとは思ったが、こじろうは涙を流して泣いていた。

このことについて、ネットで少し調べてみると、

犬は悲しさや嬉しさで涙を流さないという説と、

犬も悲しい時は涙を流すという説があって、

結局本当の事はよく分からなかった。

ただ、涙を流し続けるのは病気の可能性があるらしい。

こじろうはとりあえず、病気ではなさそうだ。

ただ、いつも悲しい時は、目がうるうるしているなとは思っていた。

とにかく、こんなふうに泣かれたら、もの凄い罪悪感を感じてしまう。

Ｎｏ８５ 抱っこして撫でるとおそろしく可愛い

親父もこじろうを触りたかった。

だけど、こじろうは親父をかなり警戒して、

親父のまわりで、背を低くして覗いたり、ぴょんと飛んで引いたり、右によけたり、左によけたり・・

俺がこじろうを抱っこして、ゆっくり親父に撫でさせた。

その時、おやじは気付いた。（ように見えた。）

こじろうのおそろしい可愛さに。

Ｎｏ８４ 最初の読者

まず嫁に、どんな四コマを描くのか説明を求められる。

だけど、説明を聞いて嫁が笑ったことはないし、

どこが面白いの？とか聞かれたりする。

それで挫けそうになるけど、

自分の感性を信じて下書きをする。

Ｎｏ８３ こじろうの成長

こじろうは、見た目だけでなく、かなり体力もついてきた。

いつも、こじろうを十分に疲れさせてから、家にあげているのだが、

最近、底知れぬ体力を見せてきて、いくらボールを投げて取ってこさせても、

ぜんぜんへばらない。

ボール遊びの時間は、始めたころは5分くらいだったが、

今は30分くらい。

もっと大きくなったら、どうやってこじろうを疲れさせようか。