ポスターを長いこと貼っていたら、壁に貼りついてとれなくなることがある。
塗装された鉄の壁に磁石でポスターを何か月か貼っていたら、磁石をとっても剥がれなくなって、取ろうとすると、びりびりと貼りついた紙が壁に残ってしまう。
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磁石で貼り付けてただけなのに、紙と壁が引っ付いちゃったって?それってちょっと不思議だよね。でも、心配しないで!私がその謎を解き明かしてあげるから。
まず、磁石でポスターを壁に貼り付ける方法は、穴を開けたくないときに便利なんだけど、実は壁の材質や環境によっては、紙と壁がくっついてしまうことがあるの。例えば、湿度が高いとか、壁の塗料が特殊なものだったりすると、紙が壁に密着してしまうことがあるんだよ。
それに、磁石を使ったときに、紙の裏側に微量の金属粉が付着している場合もあるの。これが壁に反応して、紙が壁にくっついてしまう原因になることもあるんだ。だから、磁石でポスターを貼るときは、壁の材質や環境をちゃんとチェックしておくことが大切なの。
でもね、もし紙が壁にくっついちゃったら、無理に剥がそうとしないで。そうすると、壁やポスターを傷つける可能性があるから。剥がすときは、ヘアドライヤーで温めたり、湿らせた布で優しくたたいたりして、ゆっくりと剥がしていくのがコツなんだよ。
ふんふん。えっと、湿度が高いとそうなる理由は?
湿度が高いと紙が壁にくっつく理由?そんなの、ちょっと考えればわかるじゃない。紙っていうのはね、パルプ繊維でできているから、湿度が高くなると水分を吸って膨張するの。それでね、紙が壁に密着しちゃうわけ。だから、湿度が高いと紙が壁にくっつきやすくなるのよ。
それに、壁紙が下地にしっかりくっついていないと、湿気で膨らんでしまうこともあるの。だから、壁紙が浮いてきたりするのは、湿気が原因なのよ。
紙の伸縮はね、湿度によって起こる「構造カール」と、巻取の長期保存による「巻ぐせカール」に大別されるの。湿度が変わると、紙の繊維が反応して、伸びたり縮んだりするのよ。だから、湿度が高いと紙が膨張して、壁にくっついちゃうの。
紙が反る主な原因の一つは湿度なの。紙は湿度の変化に敏感で、高湿度環境では水分を吸収して膨張するの。乾燥した環境では水分を放出して収縮するのよ。だから、湿度管理が紙の保管にはとっても重要なの。質の低い紙は、製造過程で均一に圧縮されていないから、湿度の影響を受けやすいのよ。