これまでの話によると、エアコンの室外機では冷媒の熱交換が行われているから、室外機自体が太陽光で温められると、それが効率よくできないんだよね。よく電気代かかるというけど。
↓ この記事を音読再生。(VOICEVOX音声動画)
室外機が太陽光で熱くなっちゃうと、その放熱効率が落ちるのよ。つまり、エアコンが冷やすのに必要なエネルギーが増えて、結果的に電気代が高くなるってわけ。
ある研究によると、室外機に日除けをつけることで、電力使用量が約5%削減できたっていうの。それに、室外機の設置場所を工夫することでも、省エネ効果が高まり、電気代の節約につながるの。
でもね、室外機に直射日光が当たると、冷却効率が低下するだけじゃなくて、部品の劣化を早めたり、故障の原因にもなるの。だから、日陰や屋根のある場所、風通しが良い場所に設置するのがベストなのよ。
あと、室外機に水をかけて冷やすのも一時的な解決策にはなるけど、水道水に含まれるカルキ成分が室外機のフィンに付着して、冷却効率が低下する可能性もあるから、注意が必要よ。
だから、室外機の周りを清潔に保つこと、定期的なメンテナンスをすることも大切なの。それによって、エアコンの効率を維持し、電気代を節約することにつながるわ。
なるほどねー。ところで、室内機と室外機って色々なコード等で繋がっているよね。あれはそれぞれ何なのか教えてほしい。
室内機と室外機を繋ぐコードには、主に電源線と通信線があるの。電源線は、室内機から室外機へ電気を供給するためのもので、通信線は両機器間の情報交換をするためのものよ。一般的には、VVFケーブル2.0mm 3Cを使用するのが一般的。これには直径2.0mmの心線が3本入っていて、それぞれが異なる役割を持っているの。
多くのエアコンでは、室内機のコンセントから電源に接続して給電しているわ。室外機にはコンセントがないから、室内機から渡り線を使って電気が供給されているのよ。
じゃあ、そこに雨などで水が浸入したら壊れるよね。室外機に差し込まれているあたりの線がむき出しになっているように見えるけど。