今、こどもにはGPSを持たせている。声を送り合うことができる機能もついている、ビーサイズ株式会社のBOTという製品だ。
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これは俺が、模倣犯(宮部みゆき 著)を読んで、ある日突然、子供が誘拐されたらどうしようと、心配でたまらなくなったからである。
模倣犯は怖かった。面白かったけど、被害者に救いがなかった。この本の話は今は置いておこう。
もし誘拐されたとして、携帯電話などはすぐに犯人に取り上げられ、捨てられるだろう。だが、BOTのような小さい端末なら、鞄の奥に入れていたりすれば、気付かれずに持ち続けられる可能性も、携帯よりは高いのではないか、と思った。わからないけど。
でも、最近問題がある。
子供が持ち歩いてくれないという問題がある。
自分で充電してくれないし、鞄に入れていたら意図せずに音声が再生されて、恥ずかしいという。それは工夫でどうにでもなると思うけど、その工夫をしようとしてくれない。
そしてしきりに、携帯電話が欲しい、携帯電話が欲しいと言ってくるのだ。
先日、娘が自分のお小遣いで、スマホケースを買っていた。携帯電話をサンタさんに買ってもらうから、ケースを用意したのだという。
いや、サンタさんは携帯電話は絶対にプレゼントしないから。そういう決まりだから。そうやって娘に説明した。今はケースだけ娘の机に準備されている。