2013年8月7日水曜日

鯖缶ダイエットについて。鯖だけ食べても過酸化脂質となり危険


最近近所のスーパーから鯖缶が消えた。

「みんなの家庭の医学」という番組で、鯖缶のダイエット効果が紹介されてから、

各地でスーパーから鯖缶が消えるという現象が起こっていると、

ネットのニュースを見て知っていたが、

まさかこんな田舎でまで鯖缶が消えているとは思わなかった。


どのようなことが紹介されたのか気になったので調べてみた。


調べた内容をまとめると、

鯖に多く含まれるEPAが、GLP-1というホルモンの分泌を促す。

GLP-1は食べ過ぎを抑えたり、糖分が腸で緩やかに吸収される働きがあり、


糖の吸収を抑え、血糖値が上がりにくくなる。

膵臓に作用し、血糖をさげるインスリンが分泌されやすくなる。

これらの作用により、痩せやすくなる可能性がある!!

というものだった。

(食物繊維にも同じ効果があると紹介されていた。)


つまりEPAをとる為に、鯖缶が買われまくっているということだ。

いつも思うが、極端なことをすると他のどこかのバランスが崩れる。

きっとこのEPAにも、そんな面があるはずだと思ったので、

そこを調べてみた。


EPAとは、エイコサペンタエン酸の略で、青魚に多く含まれる成分。

人間の体内では作られない。

(合成に必要なα-リノレン酸が体内で合成できない為)

血液をサラサラにし、抗アレルギー物質であり、

細胞同士の繋がりを助ける役割をもち、

免疫を高め、炎症を引き起こす因子の働きを抑制し、

精神を安定させる。

厚生労働省が推奨している一日の摂取量は1000mg。


すばらしい効果ばかりだと思った。

しかし、EPAは不飽和脂肪酸であり、

酸化しやすく、体内で過酸化脂質になってしまう可能性があるという。

この過酸化脂質が血液中に溜まり、他の過酸化脂質と統合(重合)していくと、

血液の粘度が高くなり、循環が悪くなる。

血液がうまく流れなくなると、虚血性疾患という、

心臓に障害が起こる疾患に発展する可能性があるらしい。


これを防ぐには、抗酸化物質を一緒にとることが必要。

その抗酸化物質とは、ビタミンC、ビタミンE、カロチンなどで、

野菜や果物に多く含まれる。

これらは、体内で発生する活性酸素に電子を供給して消去する。

しかし、摂りすぎると、抗酸化物質自体が酸化し、

逆に酸化を促進してしまうと考えられている。


じゃあ一体どれだけ摂取したらいいのだろう?

鯖缶を食べる時は、野菜も一緒に食べるべきというのは分かったが、

EPAはどれだけで、抗酸化物質はどれだけ必要なのか、

もうよく分からなくなってきたので、(めんどくさくなった(笑))

とりあえずここで記事は終了しようと思う。


とにかく、極端な栄養の摂取は危険ということは確かだ。

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3 件のコメント:

ランスロット さんのコメント...

おはようございます。

いつも、コメント有難う御座います。
私は、鯖缶ダイエットは、知らないですが、
こういうことは、以前も起きましたよね。

ダイエット自体に興味もないので、
わからないのですが、
そこまで、しなくてもというのが、
私的な感想ですね。

TVなども、もし、栄養バランスが崩れ、
病気になったらとかも、考え、
あまりそういうことをやることもないと思おう之ですけどね。

ダイエットするのではなく、
バランス良く食事して、運動すれば、
健康だと思います。

無理に痩せる必要性を感じないですね。

Gabriel. さんのコメント...

あんまり、魚の缶詰って食べないんですが、
ニュースでも凄い話題になってますよね

やっぱり、何処にも売って無いんですね
でも、効果があるなら食べてみたいですが、
食べすぎ?というか食べ方も気をつけないといけないんですね

伊達家 さんのコメント...

ランスロットさんこんばんは。
俺もダイエットには興味ないのですが、鯖缶は好きなので、いつもスーパーに行けば買っていました。それが最近、こつ然と姿を消したので、思わず記事にしてみました(笑)


ガブリエルさんこんばんは。
色々気にするときりがない気もしますが、そればかり食べるというのはやはり間違っているのでしょうね、鯖缶を買い占めた人達や、サプリメントで代用しようとする人たちが、そのことを知っていればいいのですが。