2013年6月16日日曜日

住宅ローンを組む前に知っておきたいリスク。転勤のジンクス。



「知らないと損する 池上彰のお金の学校」という本を読んだ。

お金が生まれた話から始まり、銀行、投資、保険、税金などの仕組みを、

初めて教わる人向けに、分かりやすく丁寧に説明してくれている。

ニュースの中でよく使われる言葉についてや、

身近な生活の中でのお金の仕組みなども解説してくれている。

高卒で経済の授業も無かった俺には、凄くぴったりの教科書のようだった。


この本を読んでいて、驚いたというか、そんなひどいことがあるのかと思った部分がある。


「住宅ローンを組むと会社はその人を転勤させやすくなります。
~~中略~~
会社からすると、「この社員はローンを抱え込んだ以上、
そう簡単には辞めないだろう」と踏んで、安心して異動させることができるわけです。」
知らないと損する 池上彰のお金の学校 より引用

実際に住宅ローンを組んで家を購入してすぐに転勤が決まり、

一度もその新居に足を踏み入れないまま単身赴任しているという話もよくあると書いていた。


家を買うというのは、きっと相当覚悟のいることで、

これから先、その場所で腰を据えて頑張っていこうと決意していて、

それからの生活設計なども立てていて、

なにより新しい家での生活に胸をときめかせ、

楽しみに新居の受け渡しを待っていることだろうと思う。


それなのに、そのタイミングで転勤を命じられるというのは、

本人達にとってどれほどショックで辛いことか、

もし自分の立場ならと考えると泣けてくる。


本当にそんなことがあるのかと思い、ググってみると、

そういう話がいくつもでてきた。そういうジンクスがあるのだと。

住宅ローンを組むと転勤をさせられるというのは、都市伝説だという意見も見つけたが、

実際にそういう状況で、どうすればいいか悩んでいる人もかなりいるようだ。


そうなった場合、新居を賃貸させて家族そろって夫についていくか、

夫だけ単身赴任して妻は新居で暮らすか、

転勤を断って会社から解雇されるか、解雇されないまでもそこに居辛くなるか、

というようなことになっているようだ。


住宅ローン減税は、その家に住んでいないと受ける事ができないが、

例えば転勤で3年家から出るとして、3年後帰ってきたらまた住宅ローン減税は受けられるようだ。

しかし、減税期間の10年のうち3年は消えて、7年分しか減税を受けられる期間がなくなる。

だから妻は家に残るという人もいるようだが、

そうすると転勤先の夫の住むところの賃貸料や光熱費や生活費と、

マイホームでのローンに光熱費に生活費と二重に費用がかかってしまう。

だから実際には新居を賃貸にして、夫に妻もついていくというのが一番経済的ではあるようだ。

会社の転勤の命令を断るとすれば、

会社の就業規則で転勤について断れば解雇してよいと書かれているなら、

断ればクビということになる。

その記述がなければクビはないが、

やはり会社ではそういう人を認めると後に示しもつかないので、

なにかしらの、例えば昇格は無し、評価は最低というようなリスクがあるようだ。


どんな選択をしてもやりきれないものがあるだろう。



マイホームを購入しようという人は、

こういうリスクも背負うということを知っておかなければいけないと思った。

新居を買って、転勤を命じられて、

そこで初めてこういうことがあるんだと分かった人も多いようだ。

それでは会社に振り回されることになる。

だからこの記事のタイトルは、そういう人に検索されるように、

「住宅ローンを組む前に知っておきたいリスク。転勤のジンクス。」にしよう。

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3 件のコメント:

ガブリエル さんのコメント...

こんばんは

住宅ローンを組んだ瞬間に転勤とかなる可能性が高いんですね
確かに、会社の言い分も分かる気がしますが、
でも、やっぱり、家を買ってすぐに転勤するなんて嫌ですよね

ランスロット さんのコメント...

こんにちは。

訪問&コメント有難う御座います。
これは、嫌ですね。
確かに聴いたことあるきもしますが、
都市伝説っぽくも感じますね。

まあ、現実問題おきてもおかしくないですからね。
仕事も、プライベートも両方充実は、
難しいのでしょうかね。

伊達家 さんのコメント...

ガブリエルさんこんばんは。
嫌ですね、俺は耐えれないと思います。
耐えれるとか関係なく、従うしかない状況なのでしょうが・・・。

ランスロットさんこんばんは。
そうですね、難しいのですね・・。
大企業では都市伝説ではないような感じです。